笑顔が絶えない警察官































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第8章 櫻吹雪到来
さくら、動く
鶴木「ただいま〜。」
さくら「おかえり。」
鶴木「え?休み?」
さくら「うん、なくなったの。」
鶴木「そうか。シャワー浴びるわ。」
さくら「わか・・・ん?」
スンスン
鶴木「どうした?」
さくら「誰かと会ってた?」
鶴木「あぁ、田村さん。」
さくら「なんで?」
鶴木「飯食ってた。」
今は、13時46分
書類を作るのに手間がかかってしまい、帰るのが遅れた。
そこで、飯の連絡が田村さんから来たから飯食って帰ってきた。
鶴木「いいじゃねぇーか。とりあえず、シャワー浴びるぞ。」
俺は、さくらを押してシャワーを浴びに行く。
さくら「・・・」
〜〜〜〜
鶴木「ふぁ〜、ねむ。」
シャワーを浴び終えて、眠たいからベッドに横になろうか。
鶴木「あれ?さくらは?」
どこいった?
鶴木「とりあえず、ねよ。」
ギシッ!
鶴木「ふぅ〜。」
携帯を充電して、目覚ましをセットする。
目を瞑る。
キィ〜、トントン
ギシッ、ギシッ
鶴木「ん?」
少し重さを感じる。
目を開ける。
鶴木「・・・はぁ?!」
下着のさくらがいた。
鶴木「何してんだよ!!」
さくら「一緒に寝ようと思って。」
鶴木「アホか!」
俺は、少し押す。
鶴木「そんなことするじゃねぇーよ!お前は、アイドルだろ!!」
さくら「じゃ、私と一緒にいる時間を長くしてよ。鶴木君、櫻坂の人と長い時間すごしているじゃん。」
鶴木「そりゃ、たまたまだろ。さらにさくらは、忙しいだろ?」
さくらはずっと選抜に選ばれて、テレビやラジオ、モデルの仕事がめちゃくちゃある。
だから、時間を作っているが・・・
さくら「じゃ、だって・・・」
さくらは、涙を流し始める。
さくら「鶴木君のことを考えたら、ずっと胸が苦しいの。どこに行っても、鶴木君のことが頭に思い浮かんで、それに心臓が早くなってる感じもして。」
鶴木「さくら・・・」
俺は、どうしたらいい。
鶴木「・・・」
俺は、そっと抱きしめる。
さくら「グスッ。グスッ。」
鶴木「もう泣くな。これからも一緒にいてやるから。な?」
さくら「うん。」
鶴木「俺も時間作るから、な?」
さくら「うん。」
俺は、背中をトントンとする。
鶴木「寝るか?」
さくら「うん。」
さくらは、俺の隣で寝る。
俺もさくらの方を見て、肩を優しく叩き、寝る。

満腹定食 ( 2022/07/30(土) 08:51 )