坂道とポケモン
小林由依×ヘルガー
小林「お疲れ様でした。」
「お疲れ様でした。気をつけて帰ってね。」
小林「ありがとうございます。では。」
専属モデルの撮影が終わり、そのまま今借りている部屋に帰る。
幸い、歩いて帰れる距離なので、すぐに着きそうだ。
「ギャン・・・ギャン・・・」
小林「ん?鳴き声?」
茂みから聞こえる。
少し掻き分けると・・・
「ギャン、ギャン。」
小林「え、怪我しているの?」
怪我をしているポケモンがいた。
小林「近くのポケモンセンターは?!」
携帯を取り出して、すぐに調べる。
〜〜〜〜
「処置は、終わりました。」
小林「よかった〜。」
すぐにポケモンセンターに連れて行ったため大事には至らなかった。
「あの、あのデルビルの飼い主ですか?」
小林「い、いえ!偶然鳴き声が聞こえたから・・・」
「そうなんですね。では、こちらで預かることになります。それでいいですか?」
小林「そ、そうですね。モンスターボールを持ってないですから、お願いします。」
「わかりました。しっかりと見させてもらいます。」
小林「お願いします。」
そのままポケモンセンターから立ち去ろうとすると・・・
「ギャン!ギャン!」
「こ、こら!!」
小林「え?」
小林を見て、暴れるデルビルがいた。
デルビル「ギャン!ギャン!」
「ま、待ちな・・・あ!」
デルビルは、小林に一直線で向かっていく。
デルビル「ギャン、ギャン。」
小林の前で止まり、鳴き出す。
小林「え、え?ど、どういうこと?」
「つ、連れてって欲しいの?」
デルビル「ギャン!」
小林「で、でも、モンスターボールないんですよ?」
「ちょっと待ってて。」
10分後
「は、はい!これ!」
小林「え?!モンスターボール?」
「そう、忘れの物だったんだけど、誰も取りにこなくてね。デルビルが、連れてって欲しそうだから、私からのプレゼントだよ。」
小林「あ、ありがとうございます。デルビル?」
デルビル「ギャン。」
モンスターボールを優しくデルビルに当てる。
そのままモンスターボールに入る。
ギュイン、ギュイン、ギュイン、ポーン!
小林「デルビル、ゲット。」
ーーーー
次の日
織田「ゆいぽ〜ん、写真撮っていい?」
小林「やだ、無理。」
志田「またやってるよ。」
理佐「愛佳、やる?」
志田「やるか。」
ポーン!!
理佐「ん?!」
志田「え?!」
織田「なに?!」
デルビル「ギャン!」
小林「あ、出て来ちゃだめ!」
織田「デルビル?!」
デルビル「バァ!!」
ボァッ!
織田「あっつ!!」
小林「こら!!ダメ!!」
デルビル「ギャン?!」
デルビルは小林に危険を感じたため、ひのこをお見舞いした。
だが、誰も火傷はしなかった。
小林「怪我をさせちゃダメ?わかった。」
デルビル「ギャン・・・」
志田「私たちより、いいボディーガードを見つけたね。」
理佐「オダナナ、次は死ぬ気でやりな。」
織田「無理無理無理無理!!」
ーーーー
数ヶ月後
デルビルが、小林を守っているため、オダナナは愚か、言い寄ってくるスタッフやモデル等々いなくなった。
小林「今日もありがとうね。デルビル。」
デルビル「ギャン!」
「よし、来たぞ。いけ!!」
ポーン!!
小林「え?!何?!」
「ベロ〜ン!」
舌を出したポケモンが出て来た。
デルビル「ギャン!」
危険を察知したデルビルが、前に出る。
小林「デルビル、行くよ!」
デルビル「ギャン!」
小林「えっと、確か・・・ひのこ!」
デルビル「バァ!!」
「ベロ〜ン!」
小林「効いてる!デルビル、もう一回ひのこ!」
デルビル「バァ!!」
「ベローン!」
ピンクのポケモンは、丸くなり転がってくる。
デルビル「ギャンッ!!!」
小林「デルビル?!」
デルビル「ギャン!」
まだ戦えると言っている。
小林「デルビル!かみつく!!」
デルビル「ギャン!!」
噛みつこうとするが・・・
「ベローン!」
もう一度転がってくる。
デルビル「ギャン!!!」
小林「また?!」
デルビルは、倒れ込んでしまう。
「ベローン!」
デルビル「ギャンッ!!」
小林「デルビル!!」
威力が上がっているのか、当たった瞬間小林の前まで飛ばされる。
デルビル「ギ、ギャン・・・」
デルビルはボロボロで、今にも倒れそうだ。
小林「立たなくていいよ!デルビル!!」
デルビル「ギャン・・・」
デルビルは、振り向いてまだやれると伝える。
小林「やめて、もういいよ!」
デルビル「ギャン、ギャ〜ン!」
バシュン!!
小林「え?何?!!」
「な、なんだ?!」
「ウガァー!!」
小林「し、進化?」
「ガァウ!ガァウ!!」
「べ、ベロ〜ン?!」
相手のポケモンも驚いている。
小林「え、えっと、携帯!携帯!」
すぐさま調べる。
小林「へ、ヘルガー?」
ヘルガー「ガァウ!」
小林「ヘルガー!やるよ!!」
ヘルガー「ウガァー!!」
「ベローン!」
また転がってくる。
小林「えっと、使える技は・・・あ!ヘルガー!ほのおのきば!!」
ヘルガー「ガァー!!」
口から炎が出ている。
そのまま噛み付く。
進化して力が強くなっているため、止まっている。
「べ、ベロ〜ン!!!」
効いている。
小林「ヘルガー!かえんほうしゃ!!」
ヘルガー「ウゥ〜!!ガァ〜!!!」
「べ、ベローン!!!ベロ・・・」
かえんほうしゃを受けて、倒れた。
小林「ヘルガー!!」
ヘルガー「ガァウ!!」
ーーーー
次の日
織田「ゆいぽん!大丈夫?!」
小林「大丈夫だから、それから近寄らないで。」
織田「怪我してるかもしれ・・・」
ポーン!
志田「あ、まただ。」
理佐「デルビルに噛まれたら・・・」
ヘルガー「ガァウ!!」
「「「進化してる!!!」」」
その後、織田は卒業するまで小林に近づけられなかった。

■筆者メッセージ
電気やファアリーは全く考えていませんでした・・・
めちゃくちゃ考えます。
満腹定食 ( 2021/12/21(火) 19:43 )