坂道とポケモン
上村ひなの×トゲキッス
ひなの「・・・」
ひなのは、目の前の卵と見つめあっている。
卵は、ケースに入っている。
たまたま自宅に、卵ケースがあったので使っている。
母「ひなの〜、ご飯よ〜。」
ひなの「・・・」
母「ひなの?」
ひなの「あ、うん。」
母「卵を見とくのもいいけど、自分のこともしっかりしなさいよ。」
ひなの「わかりました。」
なぜ、ひなのが卵を持っているのかというと、家の庭に置いて?あったのだ。
それを見つけたひなのは、自宅に入れて飼うことを母親に伝えたのだ。
母親は、すぐ承諾して家にあった卵ケースを使っている。
「トゲトゲ〜!!」
母「ん?」
ひなの「え?」
椅子に座ろうとしていたが、卵を置いていた部屋に行く。
ひなの「あ、お母ーさん!産まれてる!」
母「う、嘘?!」
「トゲ!トゲ〜!!」
ひなの「お母さん、どうしたらいい?」
母「とりあえず、泣き止ませましょう。」
ひなの「よしよし。泣かないで。」
母「もう少しゆっくり身体を揺らして。」
ひなの「わかった。」
〜〜〜〜
10分後
「トゲ〜。」
ひなの「泣き止んだよ。」
母「よかった〜。その子は、トゲピーだね。」
ひなの「トゲピー?」
トゲピー「トゲ!トゲ!」
母「そうよ。ひなの、しっかり育てなさいよ。」
ひなの「うん!」
トゲピー「トゲ〜!」
ーーーー
数年後
ひらがなけやき加入時
ひなの「怖いな〜。」
トゲピー「トゲ〜。」
ひなのは、今日全メンバーに顔を合わせる。
トゲピーは、ひなのの腕にいる。
なぜ、トゲピーが出ているのかと言うと
ひなの「トゲピー、ごめんね。一緒に行こうって言って。」
トゲピー「トゲ、トゲ!」
ひなの「うん、ありがとう。」
ガチャ!
ひなの「失礼しまーす・・・」
トゲピー「トゲ・・・」
「「「ようこそ!!!ひらながけやきへ!!!」」」
1期2期生が迎え入れる。
ひなの「え、えっと、上村ひなのです。」
トゲピー「トゲ・・・」
久美「ようこそ!ひなのちゃん!」
加藤「私が、やりたかった!!」
久美「としちゃんは、黙って。」
加藤「ずるいわ!自分だけやっておいて!」
久美「何よ?!」
加藤「こっちのセリフだよ!」
「「「わぁー!!」」」
ひなの「え?え?」
トゲピー「ト、トゲ・・・」
「「「せーの!ジャン!」」」
ドッキリ大成功の札が出てきた。
ひなの「・・・グスッ。」
トゲピー「ト、トゲピ〜!!!」
久美「え、あぁ、ごめんね〜!」
加藤「トゲピーが泣いちゃった〜。」
ーーーー
半年後
ひなの「え?!1人ですか?!」
「そうだよ。秋元先生からね。明日からレコーディングするからね。」
ひなの「わ、わかりました・・・」
ひなのは、不安でいっぱいだ。
ユニットで歌うことはあったが、今回は1人だ。
入って間もないひなのには、正直厳しいものだ。
ひなの「・・・」
ポーン!
トゲピー「トゲ?」
ひなのは、トゲピーを出して抱き締める。
ひなの「・・・」
トゲピー「トゲ?」
ひなの「トゲピー、どうしよう。」
トゲピー「トゲ?」
ひなの「私、できるかな?」
トゲピー「トゲ!トゲ!」
ひなの「できると思う?」
トゲピー「トゲ!」
バシュン!
ひなの「え?!」
「トゲチッ!」
ひなの「え、えっと・・・トゲチック?」
トゲチック「トゲチ〜!!」
ひなの「・・・」
ーーーー
次の日
ひなの「お願いします。」
「お、おぉ。」
ひなのの目は、やる気に満ち溢れていた。
トゲチックのように自分も進化しないといけないと思ったから。
ーーーー
1年後
ひなの「え?!セ、センター?!」
「そう、カップリング曲でセンターをやってもらうよ。大丈夫、ひなのならできるよ。」
ひなの「わ、わかりました・・・」
ソロ曲より不安がいっぱいなひなの。
今回は、1人ではないが1番前で歌う。
先輩達を差し置いてまでセンターになるのは、どうなのか等々いろんな考えが浮かんでくる。
ポーン!!
ひなの「え?!」
トゲチック「トゲチッ!!」
ひなの「呼んでないよ。トゲチック。」
トゲチック「トゲチッ!」
「あ、そうだ。ひなの。これトゲチックに使ってあげて。」
ひなの「え、それは?」
「ひかりのいし。さぁ、ほら。」
ひなの「わ、わかりました。トゲチック。」
トゲチック「トゲチッ!」
トゲチックがひかりのいしに触る。
バシュン!!
ひなの「え、え?」
「おぉ〜、進化した。」
「トゲキッ!!」
ひなの「え、えっと・・・」
「トゲキッスだよ。ひなのにぴったりだね。」
ひなの「トゲキッス?」
トゲキッス「トゲキッ!」
ひなの「・・・」
ひなのの目は、またやる気の炎に溢れていた。

■筆者メッセージ
乃木坂が少ないのはすいません。
自分の技量不足です。
あとは、色々考え中を見てください。
満腹定食 ( 2021/12/31(金) 14:26 )