坂道とポケモン
金村美玖×レントラー
金村「えぇ〜と・・・」
「コリン・・・」
学校の帰り道、後ろからついてきたポケモンがいる。
金村は、まさか自分についてくると思ってなかった。
金村「ど、どうしようかな・・・」
「コリン・・・」
金村「ん〜、よし!」
〜〜〜〜
金村「ただいま〜!」
母「おかえ・・・え?ポケモンを連れて帰ってきたの?!」
金村「うん!いいでしょ?」
「コリン。」
金村は、勢いでポケモンを連れて帰ってきたのだ。
母「こ、コリンク?どこから来たのかしら?」
金村「学校から帰って来たら、ついて来たの。お母さん、いいでしょ?」
母「ん〜、そうね〜。私はいいけど、お父さん次第かな?」
金村「あぁ〜。ん〜。私が説得するからいいよね?」
母「いける?」
金村「やってみる!」
〜〜〜〜
父「いいだろう。」
金村「え?!いいの?!!」
父「俺の意志では、その子は元の場所帰らないだろ?それにポケモンの1匹や2匹持っててもおかしくない。だからだよ。」
金村「お父さんありがとう!やったね!!コリンク!!」
コリンク「コリン!!」
ーーーー
数ヶ月後
金村「コリンク〜!行くよ〜!!」
コリンク「コリン!」
金村「えい!!」
金村は、フリスビーを投げる。
コリンク「リン!」
金村「おぉ〜!すごい!!」
コリンク「リン!リン!」
金村「よしよし!!」
コリンク「リ〜ン。」
金村「・・・」
ーーーー
1週間前
「3列目、17番。金村美玖。」
金村「・・・はい。」
〜〜〜〜
「3番、センター。小坂菜緒。」
小坂「・・・はい。」
金村「・・・」
ーーーー
この間のデビュー曲のフォーメーションが発表された。
金村は、3列目。
その同期でライバルとして見ていた小坂がセンターに選ばれた。
小坂は、ファッションモデルもしているし、選ばれるが必然な部分があったと思う。
しかし・・・
金村「私って、いいところあるのかな。」
コリンク「コリン?」
それに見比べては、劣ってしまうかもしれない。
それじゃ、ライバルとは言えるのだろうかと金村は、考えるようになる。
コリンク「コリン!」
金村「コリンク、どうしたの?」
コリンク「リン!リン!」
「ゴルバッ!!」
金村「ご、ゴルバット?!」
ゴルバット「ゴルバ!!」
コリンク「リン!リン!!」
金村「こ、コリンク?」
コリンク「リン!」
金村「え、えっと!コリンク!体当たり!」
コリンク「リン!!」
ゴルバット「ゴルバッ?!ゴルバ〜!!」
コリンク「リ、リ〜ン〜。」
金村「こ、コリンク!!」
ゴルバットの超音波を受けてしまった。
コリンク「リ〜ン・・・」
金村「コリンク!しっかりして!!」
ゴルバット「ゴルバ〜!!」
ゴルバットのかぜおこしが発動する。
コリンク「リ、リ〜ン〜!!」
金村「コリンク!!」
コリンク「コリン、リン!」
金村「えっと、な、何をすれば・・・」
コリンク「コリン!」
金村「え?!」
コリンクは、金村に突っ込んでくる。
金村「わぁ!!」
そのまま、金村は吹き飛ばされる。
金村「ど、どうしたの?コリンク。」
コリンク「リン!リン!」
金村「あ・・・」
金村は、バトル集中していないことに気づく。
金村「ごめんね、コリンク。私が、しっかりしないと。」
金村は、立ち上がる。
自身がしっかりしないと。
ゴルバット「ゴルバ!!」
ゴルバットの超音波が来る。
金村「コリンク!避けて!!」
コリンク「リン!」
金村「電気ショック!!」
コリンク「リ〜ン!!」
ゴルバット「ゴルバッ?!!」
金村「そのまま、スパーク!!!」
コリンク「リ〜ン!!!」
ゴルバット「ゴ、ゴルバ〜。」
ゴルバットは、逃げていく。
金村「やった、やったよ!コリンク!!」
コリンク「リン!」
バシュン!!
金村「え?!」
「ルク〜!!」
金村「し、進化した!あ、えっと・・・」
携帯で調べる。
金村「る、ルクシオ。」
ルクシオ「ルク!」
金村「ありがとう!ルクシオ!!」
ルクシオ「ルク!ルク!」
金村「私、もう迷わないよ。」
ーーーー
数年後
「3番、センター。金村美玖。」
金村「は、はい!」
とうとう金村が、センターに選ばれた。
だが・・・
「えぇ〜、小坂が帰ってくるまでこのメンバーで行きます。」
小坂が、ドクターストップのため休業している。
隣にいたかもしれないライバルが、今はいない。
しかし、金村の顔は、暗くなかった。
小坂の分も頑張ると誓ったからだ。
〜〜〜〜
金村「出てきて、ルクシオ。」
ポーン!
ルクシオ「ブルル!ルク?」
金村「私、ここまできたけど寂しいよ。」
金村は、ルクシオに抱きつく。
本当は、小坂と一緒踊りたかった金村。
しかし、病気は勝てない。
金村「ルクシオ、また私に力を貸してくれる?」
ルクシオ「ルク!ルク!」
金村「ありがとう、ルクシオ。」
ルクシオ「ルク!!」
久美「美玖・・・」
潮「張り切り過ぎないかな?」
好花「ルクシオがいるから、大丈夫やと思うけど・・・」
美穂「美玖・・・」
ルクシオ「ルクッ!」
バシュン!!
金村「え?!」
久美「う、嘘?!」
美穂「ルクシオが!」
好花「進化した?!」
潮「美玖ちゃんの覚悟が、ルクシオにも届いたと思うよ。」
「レン!!」
金村「レ、レントラー?」
レントラー「レンットラ!!」
金村「レントラー・・・レントラー!!」
金村は、レントラーに抱きつく。
レントラー「レン、レン!!」
金村「私、頑張るよ!」
レントラー「レン!!」
金村の覚悟がルクシオをレントラーに進化させた。
レントラーは、金村に一緒ついて行くことを決めた。
これぞ、2人3脚。

満腹定食 ( 2021/12/31(金) 09:21 )