坂道とポケモン
河田陽菜×ヤンチャム
山口県
河田「ん〜。」
「チャム!チャム!」
河田「どこから来たの?」
「チャム!」
指をさしているが、わからない。
河田「えぇ〜、どうしよう〜。」
ロケをしている最中に見つけたポケモン。
川田は、連れて帰っていいのか迷っている。
河田「お母さんは?」
「チャム、チャム。」
河田「はぐれちゃったの?」
「チャム〜。」
河田「そうなんだ・・・ん〜。」
「河田?何しているの?」
河田「あ、マネージャーさん。」
「次行くから・・・あれ?ヤンチャム?」
ヤンチャム「チャム!」
河田「ヤンチャムって言うんだね。」
ヤンチャム「チャム!!」
河田「でも、ここにいて大丈夫なんですか?」
「それは、わからないね。それより移動するよ。」
河田「わかりました。」
マネージャーと一緒に行こうとするが、
ヤンチャム「チャム・・・」
ヤンチャムにズボンを引っ張られる。
河田「あれ?ちょっと・・・」
「ついてくる気なの?」
チャム「チャム・・・」
河田「ん〜、私はいいですけど・・・」
「はぁ〜、お母さんが見つかるまでならいいよ。それまでちゃんと面倒みなさいね?」
河田「わかりました!行くよ、ヤンチャム。」
ヤンチャム「チャム!!」
ーーーー
次の日
河田「見つからないね。」
ヤンチャム「チャム・・・」
「いや〜、どうしようか。飛行機の時間もあるのに・・・」
親が見つからないままロケが終わった。
それに飛行機の時間まで、あと3時間。
探す時間がない。
河田「お母さんが見つからなかった場合、この子はどうなるんですか?」
「ここの場合は、空港の案内所に連れて行って、そのままポケモンセンターに連れて行くことになると思うよ。」
河田「そうなんですね・・・」
ヤンチャム「チャム・・・」
悲しそうな顔をする。
河田「あの・・・」
「何?」
河田「見つからなかった場合は、連れて行ってもいいですか?」
「え?!」
ヤンチャム「チャム?!」
河田「だって、可哀想じゃないですか。」
「だ、だけど、モンスターボールがないだろ?」
河田「そうですけど・・・」
ヤンチャム「チャム・・・」
「ゴローン!!!」
「な、なんだ?!」
野生のゴローンが現れた。
それも相当怒っている。
「きゃ〜!」「うわっ!」
ガッシャン!パリィン!
暴れてガラスや上垣を破壊している。
「に、逃げるぞ。」
河田「は、はい!」
ヤンチャム「ち、チャム!」
逃げようとするが・・・
河田「わっ!」
河田がこけた。
「か、河田!!」
ゴローンが転がって河田に向かっている。
ヤンチャム「チャ、チャム!!」
ヤンチャムは、河田の前に立ち、戦おうとするが、体格差がありすぎる。
「ゴーン!!」
ガシン!!
身体が大きいポケモンが、ゴローンを止めた。
「河田!怪我は?!」
河田「ひ、膝を擦り剥きました・・・」
ヤンチャム「ちゃ、チャム!!」
ヤンチャムが飛んで喜んでいる。
「ゴン!」
「ご、ゴロンダ・・・」
河田「お、お母さん?」
ゴロンダ「ゴーン!!」
ゴローン「ゴロ〜ン!!」
ゴロンダ「ゴー!!ン〜!!」
ゴロンダの拳が光り、そのままゴローンに殴りかかる。
ゴローン「ゴロ〜ン〜!」
相当なダメージを受けたのか、飛んでいく。
ゴローン「ご、ゴロ〜ン。」
そのまま空港去って行く。
ヤンチャム「チャム!チャム!!」
ゴロンダ「ゴン、ゴン。」
「一件落着か。」
河田「そう見たいですね。」
〜〜〜〜
「しっかし、さっきの件で飛行機が遅れるとはな〜。」
河田「そうですね。あとどれくらいですか?」
「さっき聞いたら、まだかかるって言われた。どうやって時間潰すか〜。飲み物買ってくるから待ってて。」
河田「は〜い。」
ヤンチャムは、ゴロンダと一緒にあるべき場所に帰っていた。
河田「かわいかったなぁ〜。」
「チャム!!」
河田「あれ?」
ヤンチャム「チャム!!」
河田「や、ヤンチャム?なんで?」
ヤンチャム「チャム!チャム!」
「どうした?かわ・・・って?!ヤンチャム?!!」
ヤンチャム「チャム!!」
河田「ついてくるの?」
ヤンチャム「チャム!チャム!!」
「参ったな〜。モンスターボール、売ってるのか・・・」
河田「いいんですか?」
「まぁ、来たいならしゃーないだろ。」
河田「よかったね。ヤンチャム。」
ヤンチャム「チャム!!」
そのあとの写真集で、ヤンチャムとのツーショットができたのは言うまでもない。

満腹定食 ( 2021/12/29(水) 08:37 )