元不良見習いの奮闘記







































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第8章 スイッチ入ると止められない
高松VS両津
河川敷の橋の下に来た。
高松「で、話はなんだ?」
両津「お前さんが、やった悪事だな。」
高松「心当たりは、何にもないが?」
両津「嘘つくな。最近捕まった半グレグループからな、お前の話が出たんだよ。」
高松「いやいや、なんで俺って確定するんすか?」
両津「話の中で、お前の首のタトゥーが出て来たんだよ。だから、わしはお前だと確定させた。違うか?」
高松「はぁ〜。で、俺をどうするつもりだ?」
俺は、ポケットからタバコを出して火をつける。
両津「捕まえるつもりはない。だがな、お前をこのままにさせる気もない。」
高松「へぇ〜、止めに来たんすか?そりゃ、たいそうなこったな。」
両津「おいおい、どうした。前までのお前は、タトゥーが入っても前に進もうとしてたじゃねぇーか。」
高松「知るかよ。どいつもこいつも俺を見放して、それにあの頑固じじぃは厨房に立つ資格はないから、仕事をするなって言ってきたんだぞ?だったら、俺の好き勝手にするに決まってるだろ?」
両津「高松、お前は何も分かってない。」
高松「あ?」
両津「お前さんが、成長するために大将は一旦休みを入れたんだよ。なぜ、それを分かろうとしない。」
高松「ふん、わかりたくないね。どいつもこいつも好き勝手に言いやがって。もう用はないだろ。」
タバコを捨てて、廃ビルに戻ろうとするが・・・
両津「だから、行かすわけにいかんって話だ。力づくでもお前を止める。」
高松「うるせぇおっさんだな。だったら、やってやるよ。」
俺は荷物を置き、構える。
両津「そっちが、その気ならやってやるぞ。お前が負けたら、店に戻るぞ。」
高松「俺が勝ったら、見放せよ。行くぞ、お巡り。」
両津「こいよ。クソ餓鬼。」
ブン!ブン!
高松「っん!」
両津「お?!」
高松「ふん!」
両津「いっ!おりゃ!」
右ストレートをガードをして防ぐ。
高松「くぅ!ん!!」
その後にカウンターを入れるが・・・
両津「バレバレだぞ!」
拳を止められる。
両津「だりゃ!!」
その勢いで、背負い投げされる。
高松「うわっ!!」
バシャッン!!
川に投げられる。
バシャン!
高松「く、くそ!さ、ぶ!!」
両津「どうだ?まだやるか?」
高松「や、やるに決まってるだろ!!くっそ!つめてぇ!!」
上着やTシャツを脱ぐ。
両津「お、おい!高松!お前・・・」
高松「あ?」
増えたタトゥーを見て、目を点にしている。今だ。
高松「でぇりゃぁ!!!」
両津「ぐぉ?!」
前蹴りを喰らわせる。
両さんは、その勢いで倒れる。
俺は、そのままマウントを取る。
高松「ん!ッ!ん!!」
両津「どわ!うぉ!」
両さんの顔面に拳を入れる。
高松「くたばれ!!くたばれ!!!」
両津「くっん!!」
高松「なぁ?!」
止められる。力つぇ。
両津「お前の拳、効いたぞ。だがな、泣きながら殴るってどう言うことだ?」
高松「あ?」
両津「どりゃ!!」
高松「おわっ!!」
また飛ばされる。
高松「くっそ。」
一旦目を確認する。
なぜか、涙が出ている。
高松「なんでだよ!!」
両津「まだお前は、戻れるんだよ!!」
高松「戻れるわけねぇーだろ!!乃木坂に暴言吐いて!大将に見捨てられて!金巻き上げて!!タトゥー入れて!!戻れるわけねぇーだろ!!」
両津「だったら、なんで泣いているんだよ!!それができるなら戻れるぞ!!」
高松「うるせぇー!戻れるわけねぇーだろうが!!」
両津「本当、頑固な野郎だ。来い。次で、決めてやるよ。」
高松「あぁ、やってやるよ。」
頬には、涙が流れている感覚がある。
これで決まる。
両津「おりゃぁっ!!!」
高松「でりゃぁ!!!」
ドスンッ!!!
高松「どゆぁ・・・」
両さんに殴られ、吹き飛ばされる。
ドサッ!
高松「あ、あ・・・」
そのまま俺は、気を失った。

■筆者メッセージ
明日は時間がなさそうなので、多めに投稿します。
あとタトゥーに関してですが、それぞれ前向きな意味があるので入れてあります。
蜘蛛の巣に関しては、マイナス部分が多いですか・・・
満腹定食 ( 2021/10/16(土) 20:31 )