元不良見習いの奮闘記







































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第7章 刻まれたもの
冷静さを欠いたら・・・
高松「・・・」
あれから2日経った。
飛鳥さん達を襲った2人組は見つからなかった。
それにお袋の令状が、証拠がまだないと言うことで降りなかった。
あと少しなのに、捕まらないってところが歯痒い。
一応、ニュースにもなり乃木坂の警備も厳しくなった。
次、現れたらぶっ殺すつもりで、殴りかかるしかない。
植村「たこ!今は、仕事に集中しろ!」
高松「す、すいません!」
その後も、店は大反響を呼んでいる。
そろそろ落ち着いて欲しいものだ。
ーーーー
次の日
高松「じゃ、行ってきます。」
角田「できるだけ、大通りを歩けよ。やばかったら、交番に駆け込むか110番の準備な?」
高松「わかったって。両さんからもらったGPS機械もあるから、なんとかなるはずだ。」
俺は、学校に提出物を持っていく。
路地裏は、逃げ道がなくなるから大通りを歩く予定だ。
それに、もしも俺の行方がわからなくなった場合は、カバンに入ってある両さんお手製のGPS機械もあるから、なんとかなるだろう。
高松「すぐ帰ってくるし、行ってくるぞ。」
白村「すぐだぞ?すぐ。」
高松「はいはい。」
俺は、駅に向かう。
白村「本当にわかっているだろうか?」
角田「わかっていると思いますよ。それより仕事ですよ。仕事。」
白村「お前に言われたくない。」
〜〜〜〜
高松「結構かかちまった。」
課題レポートを全部出した。
その後に進路相談を強制的にやらされた。
働くって言ってあるのに、すぐに帰らしてくれなかった。
なんでも、学校の方針で絶対しろと言われているそうだ。
その相談の間にジュースを奢ってもらったから、まぁ良しとしよう。
高松「はぁ〜、帰るか・・・」
「た、高松君・・・」
高松「ん?」
後ろを振り返ると、山下さんと与田さんが4人組に捕まっていた。
高松「お、おい。どう言う状況だ。」
山下「ごめんね、捕まっちゃって。」
「お前が、高松か?俺たちについて来てもらおうか?」
高松「嫌だと言ったら?」
「嬢ちゃん達に、傷が入るぞ。ほら。」
与田「い、嫌!」
高松「・・・」
「さぁ、早く俺たちと来い。ほら、返事は?」
高松「そうだな・・・答えは・・・」
俺は、足に力を入れ・・・
高松「ノーだ!」
「ぶべらぁ?!」
一気に近づき、与田さんの顔に刃物を突きつけた野郎の顔面に1発を喰らわす。
「お、おい!」
高松「2発目ぇ!!」
次に山下さんの顔に刃物を突きつけた野郎に入れる。
すぐさまガードされるが・・・
高松「ガラ空きじゃ!!」
「ぐぇ!!」
渾身の蹴りを股間に入れる。
あまりの痛さに悶えている。
高松「さぁ〜てと。」
「や、やべぇ!」
「くそっ!」
山下「きゃ!」
与田「わぁ!」
山下さんと与田さんを抑えてた2人が応戦する。
高松「すぐ警察に連絡入れろ!!」
山下「わ、わかった!」
「その前にぶっ殺す!」
高松「当たるかよ!!」
全然当たらない。
余裕だ。
高松「ふん!おらぁ!!」
「あぶねぇ!」
「いっ!こ、こいつ、やりやがる!」
素人ではないため、ガードされる。
高松「くっそ、かかってこいよ!」
与田「高松君!警察の人が、すぐ来るよ!」
高松「しゃ!お前ら・・・」
キキィー!
高松「あ?」
黒のワンボックスが止まる。
扉が開き、1人降りてくる。
そいつは、すぐに・・・
ブン!
高松「あぶねぇ!」
めちゃくちゃ早いパンチが来た。
間一髪で避けたが、早すぎる。
高松「っ!ん!!」
俺のすぐさまカウンター入れるが、軽やかに避けられる。
高松「くっそ!くたばれよ!!」
左脇腹を狙い、渾身の力を込める。
しかし、これが間違いだった。
俺の懐が空き、奴はそこになにかを突き刺す。
高松「あ?」
バチバチ!!
高松「あぎゃ!!」
山下「た、高松君!!」
バタン!
「ふっ、まだまだだな。おい、お前ら!撤収だ!!早くしないと捕まるぞ!」
「「「へ、へい!!」」」
山下「あ!高松君!!」
与田「や、やめて!!」
「死にたくなかったら、そこを動かな。いいな?」
そのまま黒のワンボックスに連れて行かれる。

■筆者メッセージ
感想の返信をします。
同じなのは、その異世界系の漫画は読んでいます。
一話くらいならパクっていいだろうと思い所々変えて書きました。
ちなみに新人警察官の方は、話の題名をとあるラッパーの言葉を使っています。
満腹定食 ( 2021/10/10(日) 22:09 )