元不良見習いの奮闘記







































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第7章 刻まれたもの
文句を言う常連
山下「ねぇ、聞いてる?」
高松「聞いてます。聞きたくもないですけど。」
大園「じゃ、来ないよ?」
高松「飯食わないなら、来なくていいです。」
与田「それだったら、モデル・・・」
高松「しません。」
こうやって、モデルをしたことによって、乃木坂さん達がここによく来るようになった。
特に星野さんと飛鳥さんは、よく来る。
で、例外でもなくこの3人もその次に来ている。
高松「俺は、ここのバイトで借金があるし、ここでしか働き方を知らないので、ここで働いているんですよ。芸能界なんてこれぽっちもないですね。はい、鶏皮ポン酢と鶏のさっぱり煮です。」
山下「そんなこと言わなくても、もらった名刺に連絡すればいいじゃん。」
高松「興味がないからしません。」
大園「してよ。私たちと一緒に仕事できるよ?」
高松「別にここで働いていますから大丈夫です。」
与田「頑固だね。」
高松「違います。はい、わかめとしらすのサラダです。」
大園「ん〜、美味しい〜。」
与田「やっぱり、ここで働いてもらってもいいかも。」
山下「けどね〜。」
高松「俺は、ここでしか働きません。」
角田「よく言ったぞ!かんぼう!次の休みに何か買ってやるぞ!」
高松「だったら、包丁を買ってくれ。えっと、白刃のやつ。」
角田「あ、今のなし。」
高松「おい。」
白村「康太、変なこと言うんじゃないぞ。」
角田「へーい。」
高松「ちっ。」
白村「かんぼうは、まだ包丁を持つのはまだ早いぞ。まだその包丁で我慢しろ。」
高松「はい。」
俺の包丁は、角田が一品料理で使っていた物を俺が使っている。
角田からは、いらなくなったからやると言われた。
俺もそろそろ包丁が欲しいな。

満腹定食 ( 2021/10/09(土) 12:29 )