歌姫になる前に・・・
高松「はぁ〜、どうすっか・・・」
もう瞑想しなくても良くなった。
何故か?
快楽で幻聴が聞こえなくなるからだ。
一応瞑想もしているが、もうヤってしまった方が早いってのもある。
今日は、昨日飛鳥とヤったから幻聴は、聞こえていない。
けど、そろそろ聞こえると思うから瞑想するか、相手選んでヤるか決めようか考えている。
高松「いやいや、違うだろ。」
もう完全にお袋化している。
血は争えないらしい。
ずっとダメだと言い聞かして、お袋みたいなクズになるわけにはいかなかった。
だけど、蓋を開けたらこれだ。
人を殺して、女を何人も抱いている。
もうクズ人間だな。
高松「・・・」
「何黄昏ているのよ。」
高松「黄昏ているわけねぇーだろ。ぼけが。」
「口悪っ。人が、心配しているのによくそんな口が言えるわ。」
高松「だと?」
そこには、京子さんがいた。
とりあえず、流しておこう。
高松「口が悪いのは元々だ。たく、タバコあったらすぐ吸ってるぞ。」
京子「なによ。女の子がいるのにそんなことする気だったの?」
高松「色々あるんだよ。はぁ〜、たく。」
俺はポケットから飴を出す。
イライラするとこうやって、飴でなんとか凌いでいる。
京子「私にもちょうだいよ。」
高松「・・・はぁ?」
京子「ん。」
手を差し出してくる。
高松「はいはい。」
適当に出した飴を渡す。
京子「うっま。」
高松「飴でまずかったら、買わねぇーだろうが。」
京子「だよね〜。それよりさ。」
高松「ん?」
京子「戻ってきてから思ったけど、最近怖いよ。」
高松「そうか?」
京子「うん、みんな言ってたよ。変わったって。」
高松「・・・そうか。まぁ、帰られちまったからな。」
京子「そうなの?」
高松「あぁ、もう人殴って、その日を終えていたからな。」
京子「よく耐えれたね。」
高松「まぁーな。だから、変わったんだよ。」
嘘は言ってないが、本当のことは言えない。
それで死んだやつもいるんだから。
京子「あとさ。」
高松「うん。」
京子「嘘ついているよね。」
高松「はぁ?そんなわ・・・」
京子「だってさ、歯めちゃくちゃ食いしばってたよ。」
高松「え?マジか。」
京子「図星じゃん。」
高松「・・・」
まぁ、そうなるだろうな。
京子「ねぇ、教えてよ。本当のこと。」
高松「言えねぇーよ。お前らに言ったら、俺は戻れなくなる。」
京子「どうして?」
高松「どうしてもだ。」
京子「ふぅ〜ん。」
高松「・・・」
すげぇ見てくる。
黙らせるか?
京子「教えなさいよ。」
高松「じゃ、俺と遊んでもらうぞ?」
京子「え?」
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次の日
柿崎「ねぇ、高松。」
高松「どうした?」
柿崎「なんか、京子に高松君の名前出したら、ちょっと顔を赤くしてたから、何かあったのかなって?」
高松「いいや?何もないけど?」
高瀬「ほんまに?」
高松「本当だ。それより何食べるんだ?」
高瀬「魚介以外だったら・・・」
高松「あいよ。待ってな。」
とりあえず、ヤって釘を刺しておいた。
これ以上突っ込まれたくないからな。