元不良見習いの奮闘記







































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第25章 アンダーグラウンド
敵の目的は?
植村side
亀川の連絡を受けて、警察署に来た。
植村「亀川。」
亀川「た、大将さん・・・」
そこにはひらがなけやきの子もいた。
金村「ご、ごめんなさい。高松さんが連れ攫われて・・・」
植村「泣かなくていい。たこは、お前さんらを守るために身体を張った。もしかしたら、あんたらの方が酷い目に遭っていたかもしれない。」
小坂「そ、そうですけど・・・」
植村「大丈夫だ。あいつは、必ず帰ってくる。信じなさい。」
金村「うぅ、はい・・・」
小坂「・・・」
亀川「あと、両津さんって警察官が、ここに来るって言ってました。」
植村「わかった。じゃ両さんが来るまで、ここにいよう。」
亀川「は、はい・・・」
〜〜〜〜
15分後
カッ!カッ!カッ!
いつもの草履の音が聞こえる。
両津「大将!」
植村「両さん。」
両津「はぁ、はぁ。話は?」
植村「まだ聞いていない。それにほら。」
捜査本部を立てるのにバタバタしている。
どの警察官が走り回っている。
両津「そ、そうか・・・わしが話を聞いてくる。たぶん大将は、入れないだろうしな。」
植村「わかった。」
両津「で、そこの嬢ちゃん達は?」
亀川「高松君が攫われた現場にいました。」
両津「あんたは?」
亀川「この形の写真撮影を頼まれた亀川美春です。」
亀川は、両さんに名刺を渡す。
両津「へぇ〜、個人でやっているのか。わしは、両津勘吉だ。呼び方はなんでもいい。」
亀川「じゃ、両津さんで。」
両津「で、事情聴取でここに残っているってことだな。」
亀川「そうですね。今、言えるのは高松君が相手を知っていたぐらいですね。」
両津「知っていた?どういうことだ?」
亀川「なぜか、スタンガンの攻撃を振り切ると、高松君が二度とかかるって・・・」
両津「スタンガン・・・あ。」
亀川「え?知っているんですか?」
両津「高松の母親の仲間だった連中かもしれん。」
植村「え?壊滅したって聞いたが?」
両津「表向きはな。実は、何人か取り逃したと聞いている。」
亀川「だったら、高松君を狙った理由は、恨みですか?」
両津「だったら、わしのような警察官を狙うはず。どうして、高松なのかがわからん。」
高松を連れ攫った理由は、謎のままだ。
しかし、高松が今裏社会の見せ物として働いているとは、誰も知らない。

満腹定食 ( 2022/01/04(火) 17:15 )