元不良見習いの奮闘記







































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第24章 しゃらくせぇ別れ
甘い物は、なぜかしょっぱくなる
ゴリゴリ!ゴリゴリ!
高松「・・・」
俺は、今甘い物を作っている。
え?ゴリゴリって何?
そんなことは、気にするな。
ゴリゴリ!ゴリゴリ!
高松「はぁ〜、結構力がいる料理だな。」
茹でた枝豆をすり鉢で、潰している。
砂糖を入れて、ゴリゴリする。
高松「あ、しまった。」
枝豆の食感を残すのか、全部潰すのか聞くの忘れてた。
高松「まぁ、いいか。」
とりあえず全部潰す。
ゴリゴリ!ゴリゴリ!
高松「これくらいでいいか。」
一回味見をする。
高松「ん〜、もう少し砂糖増やすか。」
少し砂糖を増やす。
ゴリゴリ!ゴリゴリ!
高松「うん、これくらいだな。」
餡ができたから、餅を茹でる。
切り餅でもよかったが、丸餅の方がいいと思ったから丸餅にした。
ジャバ〜!
高松「あっつ!」
お湯がかかった。
やってしまった。
水道水で冷やす。
高松「はぁ〜、だる。面倒だな。」
とりあえず、餅を冷やす。
少し水気をとって、すり鉢に餅を入れて、混ぜる。
一回出して食べる。
高松「ん〜、うまい。」
これで行こうか。
俺は、プラスチック入れ物に餅を入れる。
これで、安心してくれればいいと思うがな。
〜〜〜〜
乃木坂side
山下「久保〜。」
大園「これ食べて〜!」
久保「美月?桃子?どうしたの?」
山下「久保に元気になってもらおうって思ってね?」
大園「うん、これ食べて元気出して。」
久保「う、うん。ありがとう。」
紙袋をもらい、プラスチックの箱を出す。
久保「ん、ん?ずんだ餅?買ってきたの?」
山下「ううん!作ってもらったの!」
大園「私たちも食べたけど、美味しかったよ!食べて!!」
久保「う、うん。」
割り箸を割って、一個食べる。
久保「お、美味しい・・・」
山下「でしょ?!」
久保「え、手作りなの?」
大園「うん!久保のために作ってもらったんだよ!」
久保「え?!私のために?!」
山下「そうだよ。久保に安心してもらうためにね。」
久保「・・・」
久保は涙を流した。
山下「え?!く、久保?!」
大園「大丈夫?!どこか痛いの?!」
久保「ううん、美月と桃子の優しさとずんだ餅を作ってくれた人もすごく心が篭っているから・・・」
山下「うん、休業明けたら、一緒に行こうね?」
久保「うん・・・」
〜〜〜〜
高松「くっしゅん!!」
丸岡「わぁ?!!」
高松「あ、すまん。あ、丸。冷蔵庫にずんだ餅あるから食べてくれ。」
丸岡「え?!いいの?!」
高松「いいぞ。」
丸岡「やった〜!!」

■筆者メッセージ
次に行きます。
満腹定食 ( 2022/01/02(日) 08:38 )