元不良見習いの奮闘記







































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第21章 深みを出すならスパイスを入れろ
二度あることは・・・
飛鳥「・・・」
樋口「・・・」
星野「・・・」
丸岡「か、寛太君・・・」
高松「気にするな。相手にしたら負けだ。」
すごく睨まれている。
たぶん、ケータリングだろうな。
飛鳥「ねぇ、わかっているんだよね?」
高松「え?何が?」
樋口「ナポリタンにカレーって、私達には何もないんだね。」
高松「知りませんけど?」
星野「友達の人も知っているみたいだけどね?」
丸岡「ぼ、ぼ、僕は知りません!」
おいおい、一目散に怪しまれる人間だぞ。
高松「はぁ〜、2つとも依頼があって言っただけですよ。」
飛鳥「ふ〜ん。」
高松「ん?」
樋口「これは何?」
高松「ん?これ・・・あ?」
見せられたのは、とある写真。
俺がバイクで、下の入り口に行った際に撮られたっぽい。
そこにいるのは・・・
星野「私たちより、このひらがなけやきの若い子が好きなんだ・・・」
高松「いや、それは深〜いわけが・・・」
飛鳥「よし、なあちゃんに送ってやる。」
高松「お、おい!ちょっと!」
丸岡「寛太君!大将さんに怒られるよ!」
高松「くっ!」
飛鳥「はい、完了。」
高松「く、くそ・・・」
樋口「それより、私たちのところにも来ないかな〜。」
高松「まぁ、依頼がない限り行きませんね。」
丸岡「2つとも、お弁当が手配できないから、急遽ここに来たって感じでしたよ。」
星野「はぁ〜、カレーもナポリタンも食べた〜い。」
高松「いやいや、大変なんだぞ?」
飛鳥「はぁ〜、大将。どうにかなりませんか?」
大将「依頼がなければ無理ですね。」
高松「だとよ。」
樋口「ショック〜。」
〜〜〜〜
営業終了後
ピロン!
高松「ん?」
西野[ん〜、私を差し置いて若い子に行くんやな。部屋に来た時、覚えておきや。]
怖〜いメッセージが来た。
高松「はぁ〜、もうやだ。」
七瀬さんの部屋に行った時、しっぽりと搾り取られたのは、言うまでもない。
ーーーー
3日後
植村「あ〜、お世話になってます。はい、はい、ご希望は?はい、量?それでいいんですか?はい、わかりました。」
丸岡「寛太君・・・」
高松「言うな。わかっているから。」
植村「おい、2人。また依頼だぞ。今度は、飯の種類はいいからとにかく量だそうだ。」
とても嫌なやつだ〜。
大食いがいるのかと思うと気がやられる。

満腹定食 ( 2021/12/14(火) 15:04 )