元不良見習いの奮闘記







































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第2章 喧嘩の理由
面倒な奴らとダチ?
高松「ふぁ〜。いてて。」
唇がまだ痛い。
昨日の喧嘩で2発もらってしまった。
まぁ、そのあとすぐにカウンターを入れてぶっ飛ばしてやった。
「待ちやがれ!!」
高松「あ?」
目の前に5人組がいる。
鉄パイプや金属バットを持っている。
高松「うわ、昨日の奴らか。」
昨日、俺に喧嘩を売ってきた5人組。
あんまり強くなかったが、舐めていたこともあり2発喰らった。
ちなみに、他校の奴らだ。
高松「学校あるから、明日にでもしてくれよ。ふぁ〜。」
「はぁ?!お前にボコされて、バカにされたんだ!」
「そうだ!昨日の借りは、すぐに返させて貰うぞ!」
高松「面倒な奴らだ。」
一旦、携帯を見る。
現在8時17分。
現在地から学校まで10〜15分くらいかかる。
高松「はぁ〜、あ、あれ?お前らのとこのボスじゃねぇーか?」
「え?!ボス?!」
「見にきてくれたのか?!」
引っかかった。
5人組につっこむ。
「お、おわ?!」
「うわ!あ!逃げたぞ!」
そのまま学校まで突っ走る。
「ま、待ちやがれ!!」
「足はえぇ〜!!」
まだ追ってくる。
高松「はぁ、はぁ、うぜぇ。」
あいつらも息切れしている。
学校までもう少し。
高松「あ、よし!」
学校の正門が見えた。
しかし・・・
高松「あ?!まじか!!」
教師が、正門を閉め始めている。
「しゃ!あいつをボコすチャンスだぞ!」
「お前ら!捕まえる用意しとけよ!!」
高松「ちぃ!」
俺は、遅刻しそうな時に使っている手段を使う。
正門の横には、花壇がある。
俺の膝下くらいの高さがある。
今、めちゃくちゃスピードに乗っている。
わかる奴ならわかるよな?
高松「くそったれ!!」
花壇を踏み台にして、飛ぶ。
「はぁ?!」
「飛んだ?!」
指を引っ掛けて、そのまま壁をよじ登る。
そして、学校に入った。
高松「はい、セーフ。」
俺は、教室へ向かう。
「あ、あいつ・・・」
「すげぇ・・・」
「おい、お前ら。」
俺のところの教師が、5人組をジロジロ見る。
教師「どこの学校だ?そのまま来てもらおうか?あ?」
「や、やべぇ!」
「逃げるぞ!!」
教師「お、おい!待て!!」
Gの如くずらかる5人組。
ざまぁーみろ。
教師「おい!高松!!後で、生活指導に来い!!」
まぁ、結局その教師にお叱りを受けた。
大将に殴られたり、怒鳴られたりしているため、そんなにきついと思わない。
〜〜〜〜
現在6時間目の終わり間近
退屈だ。
こんな時間に古典の授業を入れるなよ。
俺は、文系を選択したが、どっちにしろ勉強しないといけないから、面倒だ。
高松「はぁ〜。あ?」
俺の席は、窓際の4番目の席だ。
ふと、外の景色を見ると、朝追ってきた5人組がいる。
高松「だるっ。」
キーンコーン
チャイムが鳴る。
古典教師「じゃ、今日はここまでな〜。次の授業まで、復習しとけよ〜。」
授業が終わった。
そのまま店に帰るが、このままだったら、やばい。
高松「はぁ〜、どうやって帰ろうか。」
あの5人組は、今学校に乗り込んでいるだろう。
俺の教室は、3階。
時間はかかると思うが、どうするか。
「ねぇ、寛太君。」
高松「あ?どうした?丸。」
声を掛けてきたのは、丸岡隆平。
1年の時にできた・・・ダチ?だな。
丸岡「何か、あったの?」
高松「あぁ、けどお前が気にすることじゃない。」
丸岡「また喧嘩?」
高松「そんなところだな。今この学校にいるから、すぐに帰るわ。」
丸岡「大丈夫?」
高松「あぁ。」
担任「おい!丸岡!高松!何話しているんだ!」
丸岡「ご、ごめんなさい!」
高松「すいませ〜ん。」
担任「高松・・・まぁ、いい。これで終わるからな。はい、解散!」
高松「じゃ、すぐ帰るわ。」
丸岡「またバイト?」
高松「そうだな。今度、食べに来いよ。俺が作ってるわけじゃないがな。」
丸岡「うん!気をつけてね!」
高松「はいはい。」
俺は、そのまま教室を出る。
「おい!高松は、どこにいるんだよ!」
「お前!知ってるだろうが!」
下の階から声がする。
すぐに逃げるか。
うちの学校は、両端とそのちょうど真ん中に階段がある。
声からすると真ん中の階段から登っている。
俺の教室は、端っこの方にあるため、目の前が階段である。
そのまま駆け降りる。
2階に降りた時
「あれ?高松じゃないっすか?」
「そんなわけ・・・あ、本当だ。」
なぜこのタイミングで見つかる。
すぐに下駄箱に向かう。
「おっしゃ!いたぞ!」
靴履き替えるのに少し時間がかかる。
面倒だが、ここでやるか。
「せ、先生!あそこです!」
教師「こら!お前ら!」
「ゲェ!!なんで?!」
丸岡が先生を呼んでくれた。
丸岡は、グットサインを出す。
高松「心配するなって言ったのに、たく・・・」
苦笑いしながら、グットサインを出す。
すぐに革靴に履き替えて、店に帰る。

■筆者メッセージ
丸岡隆平 17歳
高松の友達?
高校1年の時にいじめられているところをたまたま高松が助けた。
気弱な性格をしている。
この高校に来た理由は、志望校の受験日にインフルになったと語っている。
大学進学を希望している。
満腹定食 ( 2021/09/07(火) 22:44 )