二度と起きるか
俺は、紺色屋に戻って厨房に立っている。
火傷の場所が酷いため、お客に心配されたが、別になんともないから流している。
しかし、そんな中お客と違った対応をする人物達が・・・
星野「ねぇ、ちゃんと周りを警戒しているの?」
高松「しています。」
飛鳥「怪しい人がいても、喧嘩売っちゃダメだよ。」
高松「時と場合だな。」
樋口「それは、ダメ!」
高松「うるせぇーよ。あんたらが、危ない目に遭ったら、どうするんだよ。」
「「「・・・あ。」」」
高松「はぁ〜、あの時はたまたま運が悪かっただけだ。もう起きないから安心しな。」
樋口「そうは言っても・・・ね。」
星野「前科あるし。」
高松「うぐっ。」
飛鳥「それになあちゃんが、すごく元気になってたよね。まぁ、先に会ったんだろうけどね。」
高松「ぎくっ。」
樋口「なあちゃんだけずるい。私達にも言ってよ。」
高松「連絡先しらねぇーもん。まぁ、西野さんに会った時は、連絡なしで会ったし。」
星野「ねぇ、これって・・・(小声)」
飛鳥「絶対そうだよ。(小声)」
高松「なんだ?」
星野「う、ううん!何もないよ!」
飛鳥「そうだよ!」
高松「たく、はい。冷や汁セット3つ。お待ちどう。」
樋口「あ!チキン南蛮もついてある!」
高松「2つだけな。まぁ、おまけみたいなもんだな。米にかけてもよし、そのまま食べてよし、だからお好みでどうぞ。」
「「「いただきまーす!」」」
樋口「ん〜!」
星野「美味しい〜!」
飛鳥「さっぱりしてる〜!」
久々にこいつらの飯食って笑っている姿を見た。
やっと帰ってきたんだなって感じたわ。