元不良見習いの奮闘記







































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第17章 ブチギレた時の力は半端ない
怒りは力になる
高松「ん、ん・・・」
あれ、俺・・・確か・・・
爆発に巻き込まれて・・・
あれ、立てない・・・
「〜〜〜!〜〜〜!!」
「〜〜〜!」
「〜〜〜〜!!」
何か言っている。
くそ、立てない・・・
「平手〜〜〜殺す〜〜〜!!」
平手を殺す?
こいつが?
俺の中にある何かが湧き上がって来る。
平手や他のメンバーに怒らないといけねぇーのによ。
段々とムカついてきた。
その影響なのか力が入り、立ち上がる。
少しフラフラするが、近くにいる男に近づく。
肩を叩く。
「なんだよ!!いい所な・・・え?」
「た、高松?!」
俺は、拳に力を入れる。
そして、歯を食いしばり・・・
高松「ん!」
「いた!!」
顔面を殴る。
頭を打った影響で、フラフラするし、ズキズキしている。
男は体勢を崩して、俺を睨む。
「くそっ!!死ね!!」
刃物で刺してくる。
避けようとするが、身体がいうことを聞かない。
あ、殴ればいいのか。
渾身の力を込める。
高松「くたばれ・・・」
俺は、男の顔面に右ストレートを入れる。
「ぐぼぅ?!」
高松「ンヌッ!!」
拳を振り抜く。
男は、地面に叩きつけられる。
力を出し切った影響か、身体が一瞬にして重くなる。
そのまま俺は、目の前が暗くなる。
バタン!!
「お、おい!!高松!!」
俺は、また意識を失う。
〜〜〜〜
欅坂side
菅井「さっきの爆発音は、なんですか?!」
守屋「来客者は、大丈夫ですよね?!」
「今、避難させてるから大丈夫だから!それより、避難するよ!」
スタッフの誘導によって外に出る。
久美「それより、高松君は?」
加藤「さっきから姿を見ないね。」
「おい!救急車を呼べ!!」
「呼んでます!それより、応急処置した方がいいですよ!!」
「わかっているから、早く向かうぞ!」
金村「さっきよりスタッフさんが、ドタバタしてますね。」
柿崎「誰か怪我でもしたのかな?」
スタッフに誘導されてそろそろ外に出るところで・・・
「高松の連絡先は?!」
「確か・・・あ、ありました!!すぐかけます!!」
「高松がどこの病院に行くのか、聞いたか?!」
「聞いています!!」
長濱「え、高松君に何かあったの?」
理佐「もしかして、さっきの爆発で?」
志田「あ!てち!!」
平手がスタッフに向かって走る。
平手「ねぇ!高松がどうしたの?!」
「え、あ、さっきの爆発で怪我したって、連絡が入ってな。それに頭も打ってるみたいで・・・おい!!」
菅井「てち!!待って!!」
平手は、外に向かっていく。

満腹定食 ( 2021/11/22(月) 20:03 )