元不良見習いの奮闘記







































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第15章 冬の魔法
年明けは忙しい
1月5日
高松「ん〜!さぁ、仕事だ。」
仕事が、始まる。
店の扉を開け、伸びをする。
いい一年になり・・・
平手「高松〜!!」
年明け早々、うるさい奴がご来店だ。
高松「いらっし・・・どふっ?!」
平手「ねぇ!キスしよ!!」
高松「はぁ?!年明け早々から何言ってんだよ!!営業前から何を言ってやがる!!」
平手「いいじゃん!私と高松の仲じゃん!!」
高松「無理!今から仕事だ!」
平手「じゃ、離れない!」
高松「離れろ!!」
「朝からお盛んやな。」
後ろからすごい低い声が耳に入る。
聞いたことのある関西弁。
ゆっくりと後ろを見る。
西野「やっぱり私よりその子の方がいいんやな。」
高松「ち、違いますから!!」
平手「何言ってるのよ!芽実にキスしたのに!!」
高松「おい!言うな!!」
西野「へぇ〜、やっぱりそうなんだ。」
西野さんの目が光ってない。
高松「ち、違いますから!!柿崎には、やられただけですから!!」
「なあちゃん、どうしたの?」
西野「あ、まいやん。なんで来たん?」
白石「いや、ここにいつも来ているって聞いたから来たけど、どうしたの?」
西野「あの子にちょっと痛い目に合ってもらおうかなぁ〜って。」
高松「ち、ちょっと?!違いますから!!」
「てち?!何してるの!!」
高松「あ!長濱さん!!剥がしてください!!」
平手「やだ!!キスしてくれなきゃ離れない!!」
高松「だ、だから!!言うなって!!」
長濱「あ〜、出た。てちの我が儘。」
「ねる〜・・・って、どう言う状況?!」
菅井さんと守屋さんが来た。
「え、友梨奈。何しているのよ。」
平手「芽実!高松がキスをさせてくれない!!」
柿崎「え、あ、あぁ〜。」
高松「お前のせいだぞ!!」
「ちょっと!!芽実!!」
久美さんや加藤さん、京子さんが来た。
いつものメンバーだ。
開店前なのに店の前が繁盛している。
たぶんそろそろ・・・
植村「じゃかぁしいぞ!!入るか入らないか、はっきりしやがれ!!」
雷が落ちた。
辺りが一気に静かになった。
植村「入るか?」
「「「入ります・・・」」」
そのままゾロゾロと店の中に入る。
すると、西野さんは俺に近づき・・・
西野「今日の夜、私の部屋に来てや。わかってるやんな?」
耳元で、ドスの効いた声を放つ。
高松「う、うっす・・・」
もうやだ・・・
女って怖い・・・
その夜は、火傷するくらい熱かった。

■筆者メッセージ
すいません、これで次に行きます。
満腹定食 ( 2021/11/13(土) 19:35 )