元不良見習いの奮闘記







































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第11章 虹の始まり
絶望って感じ取れる
今のところ、このひらがなけやきってグループは、なんもないと感じれる。
まぁ、平手より接しやすいし、なんの問題もない。
何人か人見知りをしているから話そうと思っても、離れていく。
今のところは問題はない・・・と思う。
高松「・・・」
「ねぇ?」
高松「ん?なんだ?」
柿崎「ここに来た理由は、何?」
高松「ん〜、あんたらが何か問題抱えているから、解決してくれって言われただけ。」
柿崎「はぁ〜、どう見たらそう見えるのよ。」
高松「知らねぇ。俺は、言われただけだから、わからねぇよ。」
柿崎「じゃ、解決したから終わりって言えばいいじゃん?」
高松「そう言うわけには、いかねぇーよ。とりあえず、もう少し見てみるわ。」
柿崎「まだだと思うけどね。」
高松「はいはい。」
さっき柿崎から平手の話を聞いたが、俺の事を面白おかしく言ってたようだ。
とりあえず、仕返してやろう。
それよりなんだ?あの言い方は?
「集合〜!」
休憩が終わり、踊りの講師が集めている。
「もう少し集中して、やっていこう。いいね?」
「「「はい。」」」
返事に覇気がないような気がする。
その後の練習風景を見るが、目が死んでいるように見える。
高松「・・・」
これって・・・
高松「何かに絶望している・・・?」
大人にではなく、何に絶望している。
それは、何かがわからない。
その何かがわかればどうにか、なりそうだな。
それを本人達の口から聞くのは、無理そうだし、今回はここまでにするか。
俺は、絶望している原因を探るために、その場を去る。

満腹定食 ( 2021/10/26(火) 17:44 )