ガララッ！
植村「いらっしゃい。」
大園「どうも！」
山下「空いてますか？」
高松「空いてます。どうぞ。」
山下「あれ？なんで？」
高松「色々あったんすよ。ここに。」
カウンター席に案内する。
あれから厨房に立てるようになって、一品料理を作れるようになった。
それ以外の料理も作るようになった。
その理由は・・・
ガララッ！
植村「いらっしゃい。2周連続じゃねぇーか。」
平手「休みの日が、この日なんですよ。いつものお願いしてもいいですか？」
植村「はい。おい、たこ。」
高松「へい。」
平手が、店に来るようになってハンバーグを作ることが定番になってきた。
一品料理を作っている横で、ハンバーグのタネを作っている。
山下「高松、私も食べたい。」
高松「何を？」
山下「今作っている料理。」
高松「あぁ〜、時間かかりますけどいいですか？」
山下「いいよ。」
高松「はい。」
大園「桃子も食べたい！！」
高松「はいはい。」
追加注文分のハンバーグの仕込みをする。
何か視線を感じる。
平手「・・・」
平手が、少し怒っている雰囲気を出している。
こりゃ、何かしないとな。
ハンバーグに少し工夫をしよう。
〜〜〜〜
高松「はい、ハンバーグです。」
平手「・・・え？チーズ？」
高松「そうですけど？いらないですか？」
平手「た、食べる！！」
高松「はいはい。」
少し怒っていたので、ハンバーグの上にスライスチーズを乗せた。
付け合わせは、ミックスベジタブルをバターで焼いて塩胡椒で味付けをした。
山下「え？！ちょっと！なんでよ？！」
高松「え？何がですか？」
山下「私たちの方が、常連じゃないの？！」
高松「そうですけど、他にも頼んでいますよね？」
山下「そ、それはそうだけど・・・」
高松「別にいいでしょ。付け合わせは、少し違いますから。はい。」
山下「あ・・・」
山下さんに出したハンバーグの付け合わせは、ポテトサラダとマカロンサラダ。
高松「これは、大園さんね。」
大園「わ〜！！」
大園のハンバーグは、ソースはトマトベースにした。
付け合わせは、ミニトマトと人参のグラッセ。
高松「これならいいでしょ？」
山下「まぁ、許してあげる・・・」
少し不服そうだ。
まぁ、あっちよりマシだな。
平手「・・・」
高松「次は、何頼みますか？」
平手「・・・別に。」
高松「はい、わかりました。」
角田「かんぼう、これ作ってくれ。」
高松「はい。」
何故、睨まれるのかわからない。