元不良見習いの奮闘記







































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第1章 暴れん坊見習い
おかもちの真相
高松「・・・ただいま。」
植村「早く着替えろ。皿洗え。」
高松「はい。」
割烹着に着替えて、皿を洗う。
学校帰ったら、すぐバイト。
前までは、喧嘩かタバコ吸って過ごしていたな。
植村「腹減ってるなら、冷蔵庫に煮卵あるからそれ食っとけ。」
高松「うっす。」
植村「はいって、言えや!!」
高松「す、すいません。」
今は、皿を洗う。
夜の営業前までに終わらせねぇといけない。
それに平日になのに、結構な量がある。
営業始まるまで、あと2時間ないくらい。
高松「はぁ〜、きつ。」
植村「なんだ?」
高松「い、いえ。」
植村「早くしろよ。」
高松「はい。」
〜〜〜〜
夜の営業になり、人が入る。
植村「おい、たこ。これ出してこい。」
高松「はい。」
白村「それ出し終えたら、こっちに来てくれ。」
高松「はい。あ、これ。鯵の刺身です。」
「お、ありがとう。」
料理を出して、白村のところに行く。
高松「これは?」
白村「鯖の唐揚げ。カウンターの5番さんに。」
高松「はい。」
この店は、カウンター15席、テーブルが5台置いてある。
人気があるのか、そこそこいっぱいになる。
「ご馳走様〜。」
「大将、あざっした!」
植村「ありがとうございます。たこ、片付けろ。」
高松「はい。」
布巾を持ち、空いたテーブルの皿やグラスを洗い場に持っていく。すぐにテーブルに戻り、テーブルを拭きメニュー表や調味料を元の位置に戻す。
ガララッ
植村「いらっしゃい。」
「あの〜、すいません。」
植村「どうしましたか?」
「ここで、若い男の子働いていませんか?」
植村「いますよ。おい、たこ!」
高松「なんすか?」
「あ〜!やっと見つけた!」
高松「あ、あんたは・・・」
白村「かんぼう、知り合いか?」
高松「いえ、その・・・」
「私を助けてくれました。変な男3人組に絡まれていたところを、銀色の箱みたいな物で助けくれました。」
角田「あぁ〜、だからおかもちボコボコになっていたのか。」
植村「はなっからそう言えよ!たこすけ!」
高松「言うほどじゃなか・・・」
植村「あったら、お前の給料から天引きすることなかったんだよ!この野郎!」
ゴツン!
高松「いてぇ!!」
「痛そう・・・」
白村「どうされます?何か食べて行きますか?」
「はい!お願いします!」
角田「あれ、お嬢さんもしかして・・・星野みなみさん?」
「はい!乃木坂46の星野みなみです!」
これの出会いが、少しずつ俺を変えることになった出来事だ。

■筆者メッセージ
キャラの詳しい説明がないと指摘がありましたので書いときます。
植村裕 57歳
紺色屋の大将
たまたま高松を見つけて拾い、働かせている。
色んな店で働いていたため、何でも作れる。
高松のことをたこ、たこすけと呼んでいる。

白村秀人 34歳
主に焼き物と揚げ物を任されている。
高松が大将に怒られるたびに宥めている。
料理修行中に植村と出会い、今の紺色屋で働いている。
2児のパパ。

角田康太 26歳
紺色屋で定食を食べて、衝撃を受けて働いている。
お調子もので、高松の次に怒られている。
主に酒の担当しているが、腕はすごいらしい。
満腹定食 ( 2021/09/01(水) 23:19 )