新人警察官は駆け上がる





































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第6章 クリスマス?正月?警察官には関係ありません
呼び出し
津田「さぶ〜い!」
冷たい風を受けながらパトロールをしている。
耳が痛い。
「お?!お巡り!頑張れよ!」 
津田「あざっす!」
「お巡りさん!クリスマスはうちでいっぱいやっていけよ!」
津田「う〜ん!考えときます!」
「ご苦労様です!クリスマスの日に料理するならうちの肉も使ってくれよ!」
津田「いつもありがとうございます!いい肉くださいね!」
街の人の声は温かい。
これでまた頑張れそうだ。
「「「お巡りさーん!こんにちは〜!」」」
津田「こんにちは!寒いから早く帰ってね!」
「「「は〜い!」」」
温かい料理に冷たいビールが飲みたい。
〜〜〜〜
キキィ〜!ガシャン!
津田「戻りました〜。ひぃ〜、さぶい!」
北村「お疲れ〜。あ、さっき電話あったぞ。なんかお前がいないと話にならないって言ってたわ。」
津田「へぇ?電話番号はありますか?」
北村「言われなくても控えといたわ。はいこれ。」
紙に書かれた番号の通りに電話をする。
携帯は怖いので交番の固定電話にかかる。
津田「すいません。乃木坂区ーー交番の津田雄介と言います。」
『あ〜、帰ってきましたか。わかりますか?』
津田「え?!まさか!!」
『あ、名前出すのはやめてくださいね。私も裏方の人間なので。』
津田「あ、あぁ、すいません。で、要件はなんですか?」
『次のお休みの日っていつになりますか?』
津田「えぇ、2日後ですね。」
『その時に会社に来てください。駐車場の許可もとりますのでバイクで大丈夫です。あ、時間は11時くらいで。』
津田「わかりました。では、2日後で。」
『よろしくね〜。それじゃ〜。』
電話を切る。
北村「おい?相手は誰なんだ?」
津田「えぇ〜と、まぁお世話になった人ですね。それ以上言えません。」
北村「言えよ〜、俺とお前の中だろ?」
津田「それでも無理ですね。あ、報告書書かないと。」
北村「教えろよ〜!」
津田「無理です。」
ーーーー
2日後
予定時間より10分前に会社に着く。
そのまま会社の中に入る。
今回で3回目だな。
受付に行くが、
受付「お話は聞いています。どうぞ。」
顔パスになっていた。
そのまま5階に行く。
エレベーターを降りると交番に電話をかけてきた人がいた。
津田「お久しぶりです。橋本さん。」
橋本「今日も来てくれてありがとうね。さぁ、こちらに。」
そのまま会議室へ向かう。
何をするかは聞かされていない。

満腹定食 ( 2021/05/31(月) 20:10 )