新人警察官は駆け上がる





































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第6章 クリスマス?正月?警察官には関係ありません
アイドルも警察官も走り回る
12月に入りとんでもなく忙しくなった。
この時期は忘年会が多く行われている。
その影響で居酒屋や路上での喧嘩、泥酔した人の介抱などいろいろ舞い込んでくるのだ。
さらに、お金を持ち歩くことが多くなるで置き引きやひったくりが多くなっている。
北村「きちぃ〜よ〜。津田〜、そろそろ遠藤さくらに会わせてくれよ〜。」
津田「無理ですよ。今は、特番や歌番組の収録とクリスマスと紅白の練習があってしんどいんですよ。」
そう、早川さん達は、特番に加えてクリスマスのスペシャル番組とレコード大賞、紅白での披露する曲の練習があるのだ。それで12月は、ほぼ休みがない状態で走っている。
この間も早川さんは、食べに行きたいけど時間がないとメッセージで嘆いていた。
北村「うわ〜、キツそうだな。」
津田「そうですよね。まぁ、それでもテレビの前にいるファンの人たちに笑顔で振る舞うのは尊敬しますね。」
北村「そうだな。俺たちも・・・」
津田「あ、パトロール行ってきます。」
北村「って!話を聞けよ!津田〜!」
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休みの日、昼からビールを飲みながらテレビを見る。
最近人の出入りが少ないのでビールの減りも遅い。
昨日、業者に電話した時、「あ、本当だっんだ」ってボソって聞こえたときは少し安心した。
早川『そうなんですよ!これ!見てください!』
この時間帯に早川さんがバラエティ番組に出ている。
それに加えてラジオや雑誌の取材など多くの仕事をこなしている。
そこは尊敬しないといけないことだと思いながらビールを飲む。
今飲んでいるビールは、沼津クラフト クリームラガーだ。
バランスが取れたビールでいつまでも飲み続けたくなるビールになっている。
さきいかとビーフジャーキーできめているのは、1人の時にしかできないな。
『そうだ!早川さん、ビールがお好きって聞きましたが・・・』
早川『はい!親戚のお兄ちゃんがビールサーバーを買って、休みの日に飲みに行ってます!』
『ヘぇ〜!ビールサーバーってどんなやつ?あ、画像が・・・これ?』
早川『はい!これです!いろんな種類があって美味しいですよ!』
『覚えている範囲でいいから何が美味しかったの?』
早川『えっと、りんごのビールです!カクテルみたいで4杯くらい飲んでいました!』
『えぇ〜!そんなに飲んじゃうの!すごいね!』
酒の話をしていたのか、早川さんは俺の部屋で飲んでいたことを話している。
親戚のお兄ちゃんで通せるのがすごいな。
『すごいニヤニヤしているけど、そんなに美味しかったの』
早川『はい!美味しい料理も作ってくれて思い出すだけでも・・・』
『乙女の顔になってるやん!』
『『『ダハハ!』』』
そんなことしたっけと思いながらビールを飲む。
次部屋に来たときは、豪勢な料理を作ろうと思った。

満腹定食 ( 2021/05/31(月) 17:40 )