新人警察官は駆け上がる





































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第5章 夏にもいいが、この時期にもビール
日本のビールは100種類程ある
11月も終わりに近づき、忙しくなって来る。
そろそろ1人で呑む時間を楽しめると思いウキウキしていたのも束の間。
今日は、久々にこいつらが来た。
津田「お前ら、特番とかあるのにようここに来れるな。」
早川「だって〜12月入ったら来れないやん?最後に美味しいビール飲みたいやん?」
津田「じゃ、買えよ。」
早川「そんなひどいこと言わんといてや〜、お金も払ってるやん!」
最近頻繁に俺の部屋に来る奴らには金を出させている。
いくら謝礼金をもらったからってビール代はちょっと高いからな。
賀喜「それにビール詳しくないんで津田さんのおすすめが飲みたいんなって話してて。」
津田「それは嬉しいが、追加注文するときに業者の人にどれだけアル中疑惑をかけられている身にもなってくれよ。」
ビールを振る舞っているので減りが早い。
電話した時に電話係の人に、めちゃくちゃ心配されている。
友達がよく来るんですよって言っているが、絶対アル中だと思われている。
遠藤「でも、津田さんの料理はどれも美味しいですよ。それに次の日から頑張れる元気が出るんです。だから、年末を乗り切るために・・・」
津田「遠藤さ〜ん。今のところあんたが女神に見てくれるわ。津田さん頑張っちゃうよ。」
早川「さくちゃんだけずるい!なんで私にはそんなこと言ってくれやんのよ!」
津田「最近図々しくなってきたから嫌いだわ。賀喜さんも少し早川さんに影響されてきてるからね。」
賀喜「そ、そんなことないですよ!」
津田「たく、ビールに最高に合うあれで行くか。後片付けもしっかりやれよ。」
「「「は〜い!」」」
〜〜〜〜
まずビールを用意する。
今日から飲むビールは、日南麦酒木崎浜ペールエールと桷志田ブルワリー 乳酸発酵ゆずサワーだ。
木崎浜ペールエールは、クラフトビール初心者に飲みやすく飲みごたえがあるビール。
乳酸発酵ゆずサワーは、うまいサワーをビールにした新しいビール。
すっきり爽やかなビールで夏にぴったりなビールだが、肉料理もぴったりだろう。それにJGBA2020銀賞を受賞している。
津田「まずは、木崎浜っと。」
グラスにビールを注ぐ。
そしてすぐに呑む。
津田「くぅ〜!うまい!じゃ始まるか。」
早川「なんで料理する前に飲むん?」
津田「え?燃料だよ。ほら、やるぞ。」
〜〜〜〜
今日作ったのは、唐揚げ。
最近人の出入りが多くなっているため冷凍肉に頼っている。
まぁ、賞味期限来たら大量に作り置きできるしな。
唐揚げの味は、醤油マヨ、塩ニンニク、粗挽きコショウの3種類を作った。
そのほかにもカプレーゼと無限キャベツと白菜のピリ辛浅漬けも作った。
津田「何から行く?ゆずかペールか。」
早川「ゆず!」
賀喜「私もゆずで。」
遠藤「私はペールで。」
ビールを注ぐ。
ゆずはすぐなくなりそうだな。
はぁ〜、電話が怖い。
早川「かんぱーい!」
賀喜「聖来っ!早いよ!」
早川「ん〜!何これ!ビールちゃうやん!」
賀喜「ん!すごい!サワーですよね!」
津田「残念ながらそれはビールだな。うまいサワーをビールにした変わり種だ。」
遠藤「あ、美味しい!私でも飲めるビールですね。」
津田「初心者向けだってさ。アサヒやサッポロのいいやつも飲みやすいと思うがこれはこれでええやろ?」
遠藤「はい!」
早川「ん〜!唐揚げも美味しい!」
賀喜「ビールに合う〜!」
津田「たく、この2人は・・・」
12月は1人で飲めるからいいだろう。
内心は少し寂しい部分もある。
なぜかって?
早川「ん〜!美味しい!」
賀喜「これにしよう!」
遠藤「あ、かっきーそれ私が取ろうとしてたやつ!」
この笑顔見たらそうなると思うぞ。

■筆者メッセージ
リクエスト来てました。
無理矢理出そうと思えば出せますが、後少し待ってていただきたいです。
え?誰を出すって?
予想してください。
満腹定食 ( 2021/05/31(月) 08:40 )