新人警察官は駆け上がる





































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第3章 通り魔事件
お咎めなし
退院してちょっとしてから俺は、仕事復帰をする。
津田「ただいま、戻りました。」
北村「おかえり〜。有給使ってあるから給料は出るぞ〜。」
津田「ですよね〜。」
これで5日使えと言われた有給はなくなった。
まぁ、仕方ないよな。
津田「では、パトロール行ってきます。」
北村「いってら〜。」
〜〜〜〜
坂道市警察署本部
「では、始めます。」
重い空気の中、会議が始まる。
議題はもちろん・・・
「えぇ〜、津田雄介巡査の今後についてですが、この秋に移動で賛成ですか?」
それぞれ手を挙げるが・・・
「えぇ〜、反対ですか?」
「おい!どういうことだ!」
出席した偉いさん方は3分の1くらいしか手を挙げていない。
「こういう組織に反した行動した人物は、やめさせるべきだろうが!!」
「それに待ったをかけたのは私だが?」
「え、あ、なんでこんな所にいるのですか?!十津川警視監!!」
十津川「いや〜、君のところに面白い新人がいると聞いてね。その新人をやめさそうとするのを止めにきたわけだよ。」
「なぁ?!しかし!組織から・・・」
十津川「今回はたまたまだったのでは?ライブの舞台には5人程しか警備の警察官がいなかったと聞いたが?それで助けないと警察官としての面子が立たないのでは?」
「ぐ、そ、そうであります。」
十津川「ちなみに君は、本部へ移動になってるから。」
「へぇ?」
十津川「この秋から私がここの署長になる予定だ。いいよな?」
「は、はい・・・」
十津川「では、解散!!」
ーーーー
パトロールから戻り、書類制作をしている。
そろそろ書き終わるくらいに
駒田「よ、やってるか?」
津田「お疲れ様です、駒田さん。」
北村「ちゃんとやってますよ〜。」
駒田さんが来た。
駒田「北村は・・・まぁいいか。津田、朗報だ。今回の件の処分はなしだ。」
津田「本当ですか?!」
駒田「あぁ、さっき決まった。」
北村「津田!よかったじゃねーか!」
駒田「だが、これから先の査定には響くだろうな。」
津田「それは・・・はい。」
駒田「まぁいいさ。これからまた頑張ってくれよ?」
津田「はい!!」
あと少しここで働けると思うと嬉しい限りだ。

■筆者メッセージ
西村京太郎が好きなので十津川警部を出しました。
まぁ、ここでは警視監にします
満腹定食 ( 2021/05/19(水) 22:49 )