新人警察官は駆け上がる





































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番外編 その2 パラレルワールド
樋口日奈の場合
現在、車の中。
ある場所なら平屋に帰る途中だ。
津田「い〜や〜、怖かった・・・」
樋口「おーちゃん、そんなに怖かった?」
津田「そうですよ。まじもんでしたやん。」
今日は、樋口さんの親父さんに会ってきた。
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樋口(おーちゃんと会ってよ。)
津田(え?まじっすか?)
樋口(うん、そろそろいいかなって。おーちゃんも気づいていると思うから、言わないとってね。)
津田(いや〜、だって樋口さんの親父さんまじもんですやん。)
樋口(そんなことないよ〜。次のお休みの日、合わせるからいいよね?)
津田(どうせ、拒否権ないんすよね?)
樋口(うん!)
ーーーー
で、今日、めっちゃ怖かった。
家に行くと、スキンヘッドでサングラスしているいかつい男が立っていたんだから。
樋口「警察官していたなら、あれくらい怖くないでしょ?」
津田「そうですけど、嫁入り前の女を送り出そうとする親父さんは、怖いもの知らずなんすよ。」
樋口「ふ〜ん。」
津田「って、他人事かい!」
樋口「でも、最後は仲良くなっていたじゃん?」
津田「まぁ、酒があればどうにかなるんやわ。」
財布は、破産しかけたが十四代を渡した。
すぐさま、上機嫌になってくれた。
津田「まぁ、これでずっと一緒に入れますから、安心してください。」
樋口「うん!今日は、何作ってもらおうかな〜。」
津田「何がいいっすか?」
樋口「なーちゃんが、絶賛してたガーリックラスク!」
津田「はいはい。ビールでいいっすか?」
樋口「もちろん!!あとね・・・」
津田「はい?」
樋口「津田君の熱いものちょうだい。」
津田「も〜、好きっすね〜。」
樋口「1年間、私たちの前から消えたのは誰だっけ?」
津田「それ、言われちゃ何も言えません。」
樋口「本当、大変だったからね!」
津田「すいませんって。」
俺が消えた後は、1期生や2期生、梅澤さんと吉田さんが率先して、慰めていたと聞いた。
津田「俺にも譲れないものがあるんすよ。」
樋口「本当、頑固だね。」
津田「誰が言いますか?あんたも相当でしょ?」
樋口「まぁ、そうだね。」
津田「でしょ?たく、まぁ、覚悟してましたんで、たっぷりどうぞ。」
樋口「やった!む〜!」
津田「ちょ!今、運転中!!」
事故りそうになったは、言うまでもない。

■筆者メッセージ
リクエストは受けますが、関わってないメンバーもいますので、そこはお許しください。
柴田柚菜は、次出そうと思ってる番外編でガッツリ絡ませようと思います。
満腹定食 ( 2021/09/20(月) 22:00 )