新人警察官は駆け上がる





































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番外編 その2 パラレルワールド
長濱ねるの場合
津田「ただいま〜!」
長濱「おかえ・・・なにそれ?!」
津田「え?ねるさんが、おすすめしてた本ばっかりやで?」
俺の両手には、帯にねるさんが映っている本を買ってきた。
長濱「全部読むの?」
津田「そうですけど?」
長濱「本当?」
津田「はい。俺もそろそろ落ち着かないと行けないので。」
長濱「そう言ってるけど、まだ暴れているよね?」
津田「誰から聞いてますか?」
長濱「友香からだよ?」
津田「なんで聞いてます?」
長濱「この間は、Dと喧嘩になりそうになったとか。」
津田「うわ〜、言われたくなかったやつやん。」
そう、メンバーの扱いがひどい時があったので、説明が欲しかったので電話した。そしたら、喧嘩になりかけて今野さんに注意された。
それをたまたま菅井さんに見られたのだ。
津田「まぁ、俺が悪いんすけどね。」
長濱「津田君って、よく戦うよね。」
津田「え?」
長濱「自分ためじゃなくて、人のためにずっと戦うよね。警察官の時もそうだったよね。こばの時や日向ちゃん達の時もそうだったよね。」
津田「まぁ、はい。俺はいいから人を大切にしようって思ったら、そうなってましたね。」
長濱「だから、その気持ちがみんなに伝わっているんだと思うよ。友香から聞いたら、津田君のおかげで前よりもレッスンに気持ちが入っているって言ってたよ。」
津田「それで、結果に繋がってくれればよりいいんすけどね。」
長濱「贅沢だね。」
津田「人は、贅沢を求めるんすよ。だから、こんなに本を買うんすよ。」
長濱「そうだね。それ全部読んだら、感想文を私に出してね?」
津田「・・・ふぇ?」
長濱「読んだよね?」
津田「はい。」
長濱「私が、好きなら書けるよね?」
めちゃくちゃ圧をかけられている。
津田「が、頑張ります・・・」
長濱「出さなかったら、どうしようかな〜。津田君のお母さんに言っちゃおうかな。」
津田「うわ、やらしい!!」
長濱「なら、書いてね。」
津田「くぅ!」

満腹定食 ( 2021/09/18(土) 20:05 )