新人警察官は駆け上がる





































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番外編 その2 パラレルワールド
菅井友香の場合
津田「ただいま〜。」
仕事が、順調に乗ってきた。
ライブが決まった。
それと3坂同時に。
めちゃくちゃ頑張った甲斐がある。
津田「あれ?誰だ?」
玄関に靴が置いてある。
待てよ、この高そうな靴は・・・
リビングに向かう。
菅井「あ、お帰りなさい。」
津田「ただいま・・・って、いつ来たんだよ。」
菅井「30分前ですよ。タクシーで来ました。」
津田「さすが、お嬢様だな。」
菅井「やめてくださいよ〜。」
俺は、菅井さんを選んだ。
ご両親が後押ししていたから、それに乗っかろうと思った。
津田「で、飯は?」
菅井「まだです!」
津田「それが狙いだろ。」
菅井「てへへ。」
津田「可愛いな!」
早速飯を作る。
菅井「手伝いますか?」
津田「いい。やばいもの作るだろ?」
菅井「もう〜!馬鹿にしすぎですよ!」
津田「前科もんは、そうなるんだよ!」
菅井「もう〜。」
怒っているようだが、可愛い。
津田「まぁ、見ててくださいよ。」
冷蔵庫を見る。
肉の塊がある。
すぐさま、菅井さんを見る。
津田「これは?」
菅井「お父様からです!」
津田「はぁ〜。親父さんもかよ。」
一緒にいることを菅井さんのところに報告しに行った。
お袋さんは嬉しがっていたが、親父さんには殴られた。
菅井父(男が黙って、消えるのは違うだろう。これは、友香の悲しみと私の怒りだ。)
まぁ、当然の結果だな。
菅井「まだですか〜?」
津田「食いしん坊だな。」
〜〜〜〜
津田「はい、どうぞ。」
菅井「美味しそう〜!」
ローストビーフを作った。
津田「ワインは、持ってきているんだろ?」
菅井「はい!これです!」
津田「うわ、高そう〜。」
菅井「そうですか?」
津田「金銭感覚わかってねぇーだろ。このお嬢が。」
菅井「そんなことないですって!」
津田「はぁ〜。まぁ、ええわ。食うぞ。」
菅井「は、はい!」
包丁で肉を切る。
菅井さんの皿に盛る。
菅井「いただきます!」
津田「あ、ソースもかけてくださいね。」
玉ねぎソースを作っておいた。
菅井「ん〜!美味しい!!」
津田「そりゃ、よかった。」
俺もローストビーフを口に入れる。
そして赤ワインを流し込む。
津田「ん〜、うまい。」
菅井「よかった。津田君。」
津田「はい?」
菅井「私を選んでよかったの?」
津田「なんでですか?」
菅井「だって、橋本さんや白石さんにいろんな人が津田君のこと好きじゃないですか。それなのに私が・・・」
津田「はい、ストップ。俺が菅井さんを選んだ。それに変わりないし、それで向こうがごちゃごちゃ言ってくることはない。」
菅井「本当ですか?」
津田「あぁ。それに1年間、親共々待たしてたら、男が廃るわ。」
菅井「やっぱり、津田君だね。」
津田「そうだろ?それに今日は?」
菅井「い、一緒に・・・」
津田「またいじめてあげますよ。」
菅井「も、もう!やめてよ!」
津田「顔と脚が真逆の動きしてますよ。」
菅井「え?!」
顔は嫌がっているが、脚はモジモジさせている。
津田「お風呂からしますか?それともベッドからですか?」
菅井「え、え、えっと・・・」
今晩は、またいじめ甲斐があるわ〜。
今日もきっちり、責め立ててやった。
いや〜、可愛かった。

■筆者メッセージ
追記ー
こばゆいが・・・
またあのパフォーマンスが見れることを願います
満腹定食 ( 2021/09/09(木) 18:35 )