新人警察官は駆け上がる





































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番外編 その2 パラレルワールド
山下美月の場合
坂道本社
津田「やっと帰れる〜。あぁ〜。疲れた〜。」
ちょっと残業して家に帰る。
アンダーライブの全国ツアーを組むのにこれほど苦労するとは・・・
会場押さえるのにめちゃくちゃ時間がかかった。
原因はすぐわかったけどな。
津田「やっぱ、アンダーをもっと有名にしないとあかんか〜。」
やっぱ乃木坂って言ってもアンダーは、知名度が低い。
それでもファンでいてくれる人がいるから、その人たちに見せたいと思い、めちゃくちゃ頭を下げた。
電話越しで。
その頑張りもあり、会場を押さえることができた。
津田「あぁ〜、明日は何しよう〜。」
アンダーの会場を押さえるために休みなしで働いていた。
今野さんに注意されたが、終わるまで休めませんと言い切ると、
今野(この件終わったら、連休にしとくから、続けなさい。その連休すら働くようだったら、クビだぞ?わかったな?)
と言われたので、3日連休を取ることになった。
津田「あぁ〜、帰ってから決めるか〜。」
車に向かう。
「やっほ〜。」
津田「あ?仕事じゃなかったんすか?山下さん。」
山下「巻きで終わったの。早く開けてよ。」
津田「待て待て、一緒に居たいって言ったが、明日仕事だろ?」
山下「聞いてなかったの?休みになったのよ。」
津田「え?」
携帯を見ると
北村[山下休みになったからよろしく〜。]
とメッセージが入っていた。
津田「はぁ〜、行きますか・・・」
山下「やった〜!」
子供みたいに喜んでいる。
俺は、山下さんを選んだ。
色んなメンバーの顔が浮かんだが、1番顔が浮かんだのは、山下さんだった。
それを橋本さんに言うと
橋本(やっぱり、若い子がいいのね。覚悟しといてね。)
蛇に睨まれたカエルみたいに固まっていた。
超怖かった。
山下「どうしたの?」
津田「いや、行くか・・・」
山下「元気ないよ?」
津田「まぁ、察してくれ。」
山下「あ・・・そういえば、飛鳥さんもそうだけど、白石さんと西野さんも怖い顔してたような・・・」
津田「だろ?」
山下「けど、1番好き人は誰?」
津田「山下さんだわ。1年間ずっと顔浮かんでいたからな。」
山下「だったら、胸張ってよ。私も怖いのは同じなんだから。」
津田「わかってる。けど、山下さん。あんたも負けるなよ。」
山下「わかってる。じゃ、キスして?」
津田「いいぞ。その前に車走らせるわ。」
山下「えぇ〜、今〜。」
津田「取られたらどーすんだよ。平屋帰ってからな。」
山下「ケチ〜。」
津田「あんたも考えろよ?俺は、サラリーマンで、山下さんはアイドルだぞ?」
山下「えぇ〜。」
津田「あかんったら、あかん。ほら、帰るぞ。帰ったら、なんでもやってやるよ。」
山下「あ、言ったね!じゃ、5回ね!」
津田「はいはい。」
そのまま家路に着く。
まぁ、5回以上して、山下さんを失神させてやった。

■筆者メッセージ
今日は、1話更新で行きます。
すいません。
満腹定食 ( 2021/09/04(土) 08:12 )