新人警察官は駆け上がる





































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番外編 戻ったら戻ったできつい
残暑のせい
8月29日
津田「はい、おめでとう。」
藤吉「え、覚えていたの?」
津田「当たり前。俺を誰だと思ってんだよ。」
藤吉「やばい警察官。」
津田「ごらぁ?」
飯を食い終わって、冷蔵庫からケーキを出してきた。
今日は、藤吉さんの誕生日。
昨日の帰り、ケーキ屋に寄って買った。
買ってもらったの方がいいか。
橋本さんにお願いした。
〜〜〜〜
北村side
北村「今日でよかったんすか?」
橋本「いいのよ。どうせ、津田君は若い子が好きみたいだから。」
うわぁ〜、いい大人が嫉妬している。
津田は橋本さんを愛しているが、坂道メンバーもそれに負けないくらい愛している。
北村「そんなことないっすよ。津田は、橋本さんが好きなんですから。」
橋本「けど、聞いてよ。今日は、藤吉を祝いたいから、自分の部屋でお願いしますって言ってきたのよ。あそこは、ほぼ私の家同様なのに。」
北村「まぁまぁ、津田だってちゃんと決めますよ。」
橋本「本当にそうかしら。最初に出会った早川に行きそうな感じするのよね。それに早川も私に敵対視してきているしね。」
北村「大人なんですから、余裕持ってくださいよ。」
酒がよほど入っているのか、出来上がっている。
面倒な日に呼びやがったな。
次の休みの前日にまた麻雀で、ボコボコにしてやろ。
橋本「北村君、聞いてるの?」
北村「聞いてますよ。ほら、元気だしてください。」
〜〜〜〜
藤吉「津田さんってすごいよね。」
津田「いきなりどうした?」
藤吉「だって、その年になっても結構食べるじゃん?」
津田「あぁ〜、普通だろ?」
藤吉「いやいや、警察官の時もそうだったけど、すごい量食べるよね。ケーキだって3分の2食べちゃうし。」
残ったケーキを食べているが、ほぼなくなりかけだ。
警察官の時もそうだったが、体力が大事になる仕事だ。
それに学生の時も、食べて体力を回復していた。
その影響のせいで、30超えても大食漢は治らない。
40までに治ったらいいか。
藤吉「本当に津田さんってすごいよね。」
津田「そんなことないわ。いつも言ってるだろ?お前さんたちの方がすごいって。俺は、それを支える仕事だ。だから体力がいるんだよ。」
藤吉「だけど、最近バテてない?移動中も寝ていること多いよね?」
津田「嫌なことを言うなよ。」
歳を取った影響は、出始めている。
移動中や空き時間があったら、寝るようになった。
睡眠時間は、ちゃんと取っているがこれは歳を取った影響だろう。
藤吉「自分の身体も大事にしてね。みんな、津田さんのこと心配してたよ。また無茶するかもって。」
津田「安心しろ。絶対に無茶はしやん。もう無茶ができやん身体やしな。」
藤吉「本当?」
津田「ほんま。」
藤吉「じゃ、私と約束して。」
津田「何を?」
藤吉「無茶したら、私の専属マネージャーになるって。」
津田「えぇ〜、どうしようかな〜。」
藤吉「言わないと、橋本さんに言ってないこと言っちゃおう。」
津田「・・・汚い子供だな。」
藤吉「もう大人だよ。津田さんに会った時よりも。」
津田「ほっほ〜。生意気だな。」
藤吉「津田さんに教えてもらった。」
津田「教えてないんだけどな。」
藤吉「理佐さんや小林さんから聞いてるよ。」
津田「あの2人は・・・」
藤吉「あと、津田さん。」
津田「ん?」
藤吉「私も大人にして。」
津田「いいんか?」
藤吉「うん、津田さんにしてもらった方がいいって、理佐さんや小林さん、菅井さんも言ってたよ。」
津田「あかん大人たちに聞いたな。じゃ、風呂入ってこい。そこからだな。」
藤吉「は〜い。」
え?寝たぞ。
寝た時のほうが、喜怒哀楽が出て可愛かったわ。
それ言ったら、またいつもの無表情に戻ったけどな。
ーーーー
3日後
津田「あの〜、暑いんすけど。」
橋本「やだ。離れたくない。」
津田「はぁ〜、子供かよ。」
橋本「なんて言ったの?」
津田「いいえ。で、俺はどうしたらいいですか?」
橋本「一緒に寝て。」
津田「わかりました。」
激しくやられました。
次の日の朝が辛かったです。
腰が爆発しそう。

■筆者メッセージ
半同棲の様子は、まだ書きますが他のリクエストは全部書き終えました。
ちょくちょく新しい小説を書いていきます。
満腹定食 ( 2021/08/31(火) 19:25 )