新人警察官は駆け上がる





































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番外編 戻ったら戻ったできつい
半同棲 その2
平屋
津田「え?なんて?」
橋本「どっか行かないって言ったの。」
津田「えぇ〜、別に行きたいところないし。」
橋本「はぁ〜、そう言うと思った。じゃ、明日はここでくつろぐね。」
津田「どうぞ。」
今野さんに釘を刺されてから、休みをきっちり取るようになった。
週休2日は必ず取るようにしているが、休みの日は、やることがない。
趣味のない俺は寝ているかスケジュール確認しかやってない。
津田「麻雀も誘われないとやらないし、バイクも売ったし、やることねぇーわ。」
橋本「本当、変わってるよね。」
津田「うるせぇーわ。」
橋本「じゃ、バイク買ってよ。」
津田「えぇ〜、今から?」
橋本「うん。」
津田「じゃ、見に行くか。」
橋本「どこに?」
津田「ここら辺に1件だけ店があるんだよ。明日、休みだろ?」
橋本「そうね。」
津田「きまりだな。」
ーーーー
バイク屋
津田「うわ〜、めちゃくちゃあるわ。」
色んなバイクが置いてある。
大型から普通、それに外国のバイクも売っている。
橋本「あんまりそそられないんだけど。」
津田「これが男のロマンだわ。何にしようかな〜。」
橋本「十四代手に入った時くらい嬉しいそうじゃない。」
大型も乗れるが、車検があるため普通・・・中型を買いたい。
津田「めちゃくちゃあるわ〜。」
橋本「決められないの?」
津田「そりゃな。一生乗る可能性があるからな。」
橋本「その前に貴方がそんなに目を輝かせているの、初めて見たかも。」
マジで悩む。
津田「ん?」
1台だけ、目に止まるバイクがあった。
津田「すいませ〜ん!」
「はい、なんでしょうか?」
津田「あれってあの1台だけですか?」
「そうですね。2ヶ月前にうちに入ってきたんですよ。それに中々状態もいいですよ。」
津田「わかりました。これにします。」
「え?いいですか?」
津田「はい。」
「わかりました。ちょっと待ってくださいね。」
橋本「え?それでいいの?」
津田「あぁ。これでいい。会計してくるから先に車に行っててくれ。」
橋本「わかったわ。」
橋本さんを車に行かす。
「お待たせしました。」
津田「すいません。ちょっといいですか?」
「はい?」
ーーーー
1週間後
茜「何これ?」
菅井「欅を意識したんですか?」
津田「な訳ねぇーだろ。俺の趣味だわ。」
茜「本当に?」
津田「あぁ。」
俺が買ったバイクは、ヤマハ セロー250ファイナルエディション。
二輪二足で野山に分け入るマウンテントレールというジャンルを開拓したセロー250が2020年1月15日にファイナルエディションとなって発売された。良好な足着き性と軽量な車体で扱いやすく、初心者の入門バイクとしても支持を集めてきたモデルだ。
現在は生産が終了している。
で、店員にお願いしてカラーリングしている。
色は、緑だ。
ホイルも緑にしている。
茜「それでよかったの?」
津田「あぁ、これでいいんだよ。」
まぁ、あの人のサイリウムカラーだったしな。
欅の意識はしていない。
菅井「これで、ツーリング行けますね。」
津田「いや、1人で行くから言うなよ?」
菅井「もう送っちゃいました!」
津田「おわた〜!!」
すぐに菅井父とツーリング行くことが決定した。

■筆者メッセージ
時間あったので、2日連チャンで3話更新をしました。
明日からたぶんまた2話になると思います。
満腹定食 ( 2021/08/29(日) 21:09 )