新人警察官は駆け上がる





































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番外編 戻ったら戻ったできつい
長い話は聞き流せ
今日は、仕事を早めに切り上げてある場所へ向かう。
本音は、行きたくない。
え?なんで?
会いたくない人たちがいっぱい来るからだ。
津田「はぁ〜、着いてしまった・・・」
インターホンを鳴らそうとするが、
ガチャッ!
津田「・・・げぇ。」
白石「何がげぇっよ。ほら、入りなさい。」
津田「あんたの家じゃねぇーだろ?」
白石「いいの。ほら。」
津田「うっす。お邪魔します・・・」
「来たで!来たで!」
「ようここに来れたな〜。」
津田「呼ばれたんすよ。西野さん、松村さん。」
西野「なんも言わずに消えたくせに。」
津田「ぐぅ。」
松村「帰ってきて恥ずかしくないんか?」
津田「それは、秋元康さんに言ってくださいね。」
「やっほ〜、久しぶり。」
津田「お久しぶりです。美彩さん。」
今日は、衛藤さんの家にお呼ばれしている。この日しか休みが取れない人たちが多かったらしい。
衛藤「本当にびっくりしたんだよ。急に消えたって聞いて。」
津田「すいません。どうして譲れなかったので。」
衛藤「頑固だね。」
津田「あはは〜。壮亮さんは?」
衛藤「仙台で試合だって。あ、これ。」
封筒を渡される。
津田「あ、ありがとうございます。」
ライオンズの観戦チケット。
こっちに戻ってきて、壮亮さんから送られてくる。
本当にいい人。
衛藤「あとね、この子。」
「あぅ〜?」
津田「大きくなりましたね。」
衛藤「えぇ。津田君のおかげ。この子に力を分けてあげて。」
津田「どうやって?」
衛藤「撫でるだけでいいよ。」
津田「わかりました。」
衛藤さんの赤ちゃんの頭を撫でる。
「ぅ〜?」
津田「いい子、いい子。」
ガチャッ!
「ごめん!遅れた!」
「あ!津田君!」
「ここであったが100年目!!」
津田「中田さん、若月さん、生駒さん。」
中田「早くお店に来てよね!」
津田「マネージャーについていますから難しいですね。」
若月「働きすぎて、今野さんから釘刺されたんでしょ?」
津田「えぇ、まぁ。」
生駒「いい感じなってるけど!私にしたこと忘れたとは言わせないよ!」
津田「すいませんって。」
生駒「許さないからね!何も言わずに私達の前から消えたし!」
津田「すいません。」
生駒さんにコンコンと怒られている。
衛藤「あれって・・・」
白石「たぶん、生駒ちゃんが言いたいだけだと思うよ。」
西野「そうやね。この一年ずっと津田君に物申すって言ってたもん。」
松村「それより、ご飯作ろうや。美彩ちゃんは、子供とゆっくりしとき。」
衛藤「いいの?」
若月「当たり前じゃん。こういう時くらいゆっくりしときな?あと、かずみんと玲香も遅れて来るから。その後に津田君に相手してもらう。」
白石「賛成。戻ってきてからも津田君に会えてないから構ってもらおう。」
生駒「私だって、大切な人にもらって欲しかったよ。なのに津田君が・・・」
津田「いや〜、記憶がありません。」
生駒「言い訳しない!!君が、ビールを飲みすぎるから悪いんだよ!!」
若月「その前に津田君、生駒ちゃんの話聞いてるの?」
西野「あれは、聞いてないよ。津田君の目が死んでるし。」
松村「ほんまや。生駒ちゃんにいってあげようかな。」
白石「そんなことしないで、ご飯つくりましょ。」
松村「ぐぇ!ま、まいやん?!」
衛藤「今ななみんから連絡入ったよ。未央奈と純奈ちゃんも来るって。」
若月「同窓会だね。ほら作るよ!」
生駒「それに、私もあんな経験したことなかったけども!けども!なんで!あんなに荒々しかったのよ!!」
津田「すいません。」
中田「あれ、いつ終わるんだろう。」
若月「さぁ?」
高山さんと桜井さんが来たから、生駒さんのお叱りの言葉を受け終えた。
その後は、うまい飯を食らって、美彩さんにお礼を言う。
衛藤「今度は、壮亮がいる時に来てね。会いたがってたよ。」
津田「わかりました。無理かと思いますけど、衛藤さん専属にできないか言っときますね。」
衛藤「それは、いいかな。けど、ありがとうね。」
津田「いえいえ。では、また。」
衛藤「また消えないでよ。」
津田「今度は、消えませんよ。約束しましたから。」
俺は、賃貸に帰る。
車に乗った時に連絡が来る。
橋本[まだ美彩の家?早く帰ってきてね。]
津田「まぁ、そう言うことだな。」
エンジンをつけて、賃貸に向かう。
さぁ、帰ろう。

満腹定食 ( 2021/08/29(日) 19:13 )