新人警察官は駆け上がる





































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第30章 酒しか勝たん!
落ち着く場所
墓参りも終わり、いつも通りの日常に戻る。
津田「はい、土産。」
杉山「これ、大阪の土産じゃねぇーか。」
平松「面白い恋人じゃん。いただき。」
川辺「私ももらいますね。」
杉山「あ、俺・・・」
津田「いらねぇーんだろ?」
杉山「ほ、欲しいです!!」
いつもの日常だ。
ーーーー
津田「はぁ〜、疲れた〜。」
夜勤を終えて、ソファーでぐうたらしている。
気づけば、警察官6年目になる。
巡査部長しててもおかしくはないが、俺はまだ巡査だ。
昇格しないといけないと思っているが、俺は現場にこだわりたい。
しかし・・・
津田「北村さんからは、ずっと誘いが来るんだよなぁ〜。」
北村さんからは、早く来いと言うラインが度々送られてくる。
なぜ、俺なのかはわからない。
津田「はぁ〜、警察官でいたい。」
「珍しい。弱気なこと言って。」
津田「俺だって弱音は、吐くわ。っていつの間に。」
顔を上げると橋本さんがいた。
津田「なんすか?」
橋本「え?休みだから来たの。悪い?」
津田「いいえ、どうぞ。俺は、ぐうたらしてますけど。」
橋本「あっそ。私は、ここね。」
津田「うぐっ!」
俺の上に座る橋本さん。
津田「お、重い・・・」
橋本「女性に重いって言うのは、禁止よ。」
津田「あんただから、言ってんだよ。」
橋本「本当、遠慮がなくなったわね。」
津田「うるせぇーよ。」
橋本「んっしょ。」
橋本さんが、横に移動するときに俺もソファーに座る。
橋本「で、いつ私と住んでくれるの?」
津田「だから、無理ですから。俺は、1人で気ままに酒飲んでうまい飯を食うんですよ。」
橋本「そんなこと言って、何人とも一緒に過ごしいるよね?ここで。」
津田「それは、その・・・」
橋本「別に複数の人間といるから住めないって思っているから、それは大丈夫よ。そこは、気にしないわよ。みんなあなたのこと好きなんだから。」
津田「えぇ〜、なんで同棲しても人が来る前提なんだよ。」
橋本「だって、来るなって言ってもあの子達は、来るでしょ?」
津田「俺もそう思う。」
橋本「もう、誰かが落ち着く場所でいいと思うのよ。それでいいんじゃない?」
津田「ん〜、考えときますわ。」
橋本「そうね。あと、ご飯作ってね。」
津田「へいへい。」
そろそろ俺も落ち着くか・・・
まだいいかと思うが、どうだろう。

■筆者メッセージ
次の章に行きます。
ひなあいは、ちょっと考えます。
満腹定食 ( 2021/08/13(金) 23:34 )