新人警察官は駆け上がる





































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第30章 酒しか勝たん!
寝正月だと思うだろ?
杉山「あれ?津田は?」
平松「おい、聞いてなかったのか?帰省だって言ってただろ。」
杉山「え?夏に帰ったんじゃなかったのか?」
平松「結局帰らなかったらしいぞ。それで、昨日の昼から帰るって言ってたしな。」
杉山「へぇ〜、実家に帰って何するだ?やることないだろ?」
平松「お前は・・・あいつにブチギレられるぞ。墓参りだわ。」
杉山「うわ、危なかった〜。」
〜〜〜〜
津田「ディクッシュン!!」
母「なんや、風邪か?」
津田「知らん。」
母「その前に、帰ってきてからずっと寝てるやん。」
津田「るせぇーな。やることねぇーんだわ。飯の時からしか動くことしかないし。」
実家に帰って、すぐに寝て、朝に墓参りを済ませたためやることがない。
3日間の有給を取ったが、マジでやることない。
一階の茶の間でテレビを見ている。
母「本当、趣味ないんやな。」
津田「興味ねぇーわ。バイクも向こうやし、ゴリラのガソリンタンクも俺が帰ってきてからしか来ないんだろ?だったら、やることねぇーわ。」
マジで、やることがない。
それに実家の周りは田んぼしかない。
出掛けようにも目的ないから出たくない。
津田「はぁ〜、暇じゃ。って、おとんは?」
母「あんたが墓参りに行ってる間にタバコ買いに行ったで。」
津田「あ、そうか。まぁ、何にもない時間を過ごすのもいいやわ。」
母「たく、お前は・・・」
「ただいま〜。」
津田「おかえ・・・って!なんでいるんや!!」
小坂「え?帰省。」
津田「お前の家ではないだろ!!」
高瀬「まぁまぁ、ええやん。短い間ですが、よろしくお願いします。」
母「いや〜、いい子やね〜。それに比べあんたは・・・」
津田「別にいいだろ!街の治安のために働いているんだろうが!!」
母「やけど、この子達は休みない時あるんやで?あんたと違ってほんまに頑張り屋さんやわ〜。」
津田「うるせぇーよ!」
小坂「あ、そうそう。めいめいさんも来るからね。」
津田「あいつ隣町じゃねぇーか!そのまま家にいろや!!」
母「そんなこと言うなや。ほら、晩ご飯の材料や。これ買ってきてな。」
メモ用紙を渡される。
津田「うげぇ、俺しか作ることできやんやつやん。」
母「わかってるやん。ほら、行き。」
津田「へいへい。おとん、鍵。」
俺は、スーパーへ向かう。
父「成功やな。」
母「そうやな。どうせ、雄介が暇やし呼んでよかったやろ。」
小坂「突然押しかけてすいません。」
高瀬「ほんまにいいんですか?」
母「いいの、いいの。ここに帰ってきても寝てるだけやから。あいつは、働かした方がええねん。」
高瀬「そうですね。向こうでも津田さん、ご飯作るのにずっと調理していました。」
小坂「そういえば、そうですね。」
母「そんなもんやねんて、雄介は。」
まぁ、こんなことになったわ。
休んでいるより動いている方がええわ。

■筆者メッセージ
ラックムゲンさんのリクエストもありですね笑
けど、津田派のメンバーは誰にしよう・・・
満腹定食 ( 2021/08/13(金) 20:01 )