新人警察官は駆け上がる





































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第29章 悲しい過去にさようなら
狙われた平手
津田「え?今から?」
北村『あぁ、今から。すまないが、来てほしいんだよ。』
津田「まぁ、暇なんで行きますよ。」
北村さんに呼び出されたので、坂道本社に向かう。
北村『それに、今田ってやつが、平手のことを守れって言われてついているが、中々出来ないやつでな。』
津田「仕方ないでしょ。新人なんだから。どっかの誰かさんみたいにできるわけないんだから。」
北村『嫌味か?』
津田「いいえ?とりあえず向かいますね。」
遠回しに今田の相手をしろってことだな。
津田「たく、あの人は・・・」
〜〜〜〜
今田side
平手「1人で大丈夫です。」
今田「だめです!もしかしたら、あなたが狙われいる可能性がありますから、私が護衛に待っているのです!」
平手「大丈夫です。それにマネージャーさんもいますし、警備の人もいますよ。」
今田「ですけど、現行犯で逮捕するのには、私が入りますよね?!だから護衛についてます!」
平手「わかったから。勝手にして。」
今田「そうさせていただきます!」
大岩課長に初めての頼まれごと!
絶対に守り切ってみせる!
平手「ん?」
1番のワンボックスカーが私たちの横に停まる。
平手「え?何?」
今田「さがって!」
黒の服装をしている4人が出てくる。
今田「逃げて!」
「うるせぇ!!」
今田「うぅ!!」
電撃が走り、そのまま意識を失う。
平手「うそ・・・」
「おい?来るよな?」
〜〜〜〜
津田「はぁ〜、めんどくせぇーな。」
バイクで坂道本社に向かっている俺。
さっきまで渋滞に巻き込まれていて、20分ほど遅れている。
津田「だるいすぎ・・・ん?」
ワンボックスカーが停まっている。
よく見ると、今田が運ばれている。
それに平手さんも。
津田「おい、マジか。」
一旦路肩に停まり、電話をする。
北村『どうし・・・』
津田「今すぐに110番お願いします。平手さんが連れ攫われました。」
北村『はぁ?!なんだと?!』
津田「車のナンバーは、61-◯□です。今から追跡します。」
北村『お、おい!』
電話を切り、ワンボックスカーを距離を置きながら追う。
〜〜〜〜
北村side
北村「く、くそ!たく・・・」
十津川『どうした?北村。』
北村「平手友梨奈が攫われました!早く捕まえたください!」
十津川『なんだと?!』
北村「車のナンバーは・・・」
十津川『ちょっと待て?なんでそこまで言っているんだ?』
北村「津田が追跡してます。そのうち連絡来ると思います。」
十津川『あぁ〜、またか・・・大岩課長に言っておく。』
北村「お願いします。ふぅ、津田。頼むぞ。」

満腹定食 ( 2021/08/06(金) 20:27 )