新人警察官は駆け上がる





































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第29章 悲しい過去にさようなら
久々の警備
川辺「津田君、平松君。」
津田「はい?」
平松「どうしましたか?」
川辺「あのですね、日向坂城のお祭りって聞いてますよね?」
平松「はい、600年経ったから大きめなお城祭りをするって聞いてます。」
津田「それに街を歩いてパレードするってのも聞いてますね。」
川辺「そのパレードと披露会の警備に当たってほしいんですけどいいですか?」
平松「やります。」
津田「断る理由がありません。」
川辺「では、お願いします。」
杉山「ちょっと待ってください!俺とバディーを組んでいるのは、津田ですよね?!」
川辺「はい、そうですね。」
杉山「だったら!俺ですよね!今回の祭りの警備は!!」
川辺「ですけど、杉山君。」
杉山「はい!」
川辺「君が、前にやった行いを忘れたとは言わせませんよ?」
杉山「ぎ、ぎくぅ?!」
平松「それってなんすか?」
杉山「そ、それは言っちゃ・・・」
川辺「えぇ〜と、櫻坂区のお祭りの警備にあったときに、上司に何も報告せずに勝手に焼きそばを食べて、色々迷惑かけたんですよね?」
杉山「い、言わないでくださいよ!!」
津田「とことんバカだな。」
川辺「津田君も人のこと言えませんよ。」
津田「はい。」
川辺「なので、杉山君は、私とお留守番です。」
杉山「く・・・はい・・・」
平松「まさか、お前。津田と一緒なら焼きそば食っても怒られないとでも思ったのか?」
杉山「そ、そんなわけあるか!!」
津田「図星やん。たく、ここで大人しく働いてろ。平松、書類に目を通しとこうぜ。」
平松「あぁ、わかった。」
俺と平松は、川辺さんからもらった書類に目を通す。
杉山「くそ〜、近くに上司がいないのが悪いんだよ〜。」
川辺「そんなこと言わずに、ほら、パトロールですよ。」
杉山「はぁ〜い・・・」

満腹定食 ( 2021/08/03(火) 21:43 )