新人警察官は駆け上がる





































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第28章 キャンプイン夏
無礼講
京子さんが風邪をひいたため、急遽橋本さんに連絡を取った。
すぐに車が来て、病院へ向かった。
津田「はぁ〜、罪悪感が・・・」
山下「仕方ないよ。それに本人の了承も得たんでしょ?」
津田「そうだが、まさかひくとはな。」
山下「もう〜、私と遊んで忘れよ?」
与田「待った!それを言うために、近寄っているんでしょ!!」
山下「バレた?」
菅井「それは、見過ごせないね。」
土生「私たちも津田君といたいよ。」
小坂「先輩達が相手でも譲りません。」
金村「そうですね。」
うわ〜、バチバチじゃねぇーか。
ここに来てずっと見ている気がする。
津田「はぁ〜、なんか胃が痛い気がする。」
「へぇ〜、すごいモテてるね。」
津田「そんなことないわ。気づいたらこうなってたわ。って、誰だ?」
後ろから声がしたので、タメ口で言い返すが、一回だけしか会ったことない人がいた。
津田「あ・・・生駒さん・・・」
生駒「やっほ〜、久しぶり〜。」
生駒さんの名前を言った瞬間にその場にいた全員が挨拶をする。
「「「お、おはようございます!」」」
生駒「そんなにかしこまらなくていいよ〜。それに私の仲間も連れてきたよ。」
津田「へぇ?!」
男らしい人と顔が濃い人が、目に見えた。
津田「えぇ〜、誰っすか?」
生駒「え?!わからないの?!」
津田「す、すいません。全然わかりません。」
「えぇ〜、本当に〜。君も噂はよく聞くよ〜?」
「仕方ないでしょ?初対面なんだから。ごめんね、津田君。名前だけ聞いてるよ。私は、若月佑美。で、こっちは・・・」
「桜井玲香だよ!覚えてね!」
津田「わ、わかりました。では、初対面ですから・・・」
俺は、気をつけをして敬礼をする。
津田「日向坂区太陽町交番に勤めている津田雄介巡査です!お見知りおきを!」
若月「お、かっこいい!」
桜井「本物だ〜!」
2人にキチッとした自己紹介をする。
まぁ、サービスだな。
小坂「私の時は、無愛想だったのに。」
山下「私の時も。」
津田「あのな?山下さんの時は、出張屋台したからだろ?それに小坂さんは、全く知らない同士だったから、無愛想にしたんだわ。」
菅井「でも、私の時も無愛想だったよね?」
津田「あんたは、職務中に訪ねてきたからだろうが!!」
影山「先輩達が変なこと聞くなら私と一緒に過ごそ?」
影山さんが、俺の左腕に掴まる。
山下「ちょっと?!離れなさい!」
与田「そこは、私のポジション!!」
津田「いつからあんたのポジションになったんや?!」
菅井「そこは、私の場所だよ!」
小坂「いいえ!私です!」
激しい言い争いなりそうだわ。
津田「はぁ〜、いい加減黙れや!!」
久々に怒鳴った。
俺の怒鳴り具合で静かになった。
生駒「おぉ〜。」
若月「いつも優しいって言ってたけど。」
桜井「珍しい場面に出会っているかも?」
津田「たく、酒作るから落ち着けや。とにかく今日は無礼講だが、喧嘩した時点で、酒出すのやめるからな?いいな?」
「「「はぁ〜い・・・」」」
桜井「お兄さんみたいだね。」
若月「私も思った。」
生駒「まぁ、みんな頭が冷えたみたいだから!お酒飲むよ!」
津田「ほら、先輩よりはしゃぎきれなかったやつは、罰ゲームな?」
美穂「え?!やりたい!」
津田「それじゃ、意味ないだろ!!」
美玖「モノボケですか?一発ギャグですか?」
津田「なんで、やる気満々なんだよ!」
菅井「うわ〜、何しようかな。」
津田「あんた、本当にお嬢様ですか?土生さんは何も言わなくていいですよ。」
土生「なんで?!」
山下「後輩が、やる気なら私たちも。」
与田「そうだね。」
津田「変なノリになってるぞ?」
まさかのノリ気になっている。
影山「もちろん津田さんもだよね?」
津田「はぁ?」
小坂「そうやな。言い出しっぺがやらんなあかんやろ。」
そうきたか。
津田「しゃ、お前ら見とけよ。とりあえず酒入れるわ。」
酒を取りに行く。
美玖「あ、手伝います!」
影山「私も!!」
何人か俺についてくる。
生駒「本当に懐いているね。」
若月「そうだね。見ててほっこりするわ。」
桜井「ななみんやまいやん、それになーちゃんも惚れる理由がわかったかも。」
それから数十分後にどんちゃん騒ぎになるのは、言うまでもない。

満腹定食 ( 2021/08/02(月) 08:31 )