新人警察官は駆け上がる





































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第28章 キャンプイン夏
両手に薔薇
「おはよう〜!!!」
でかい声で目が覚める。
津田「・・・まだ寝かせろ。」
「だめだよ!同じ生活をしないと!」
強引に起こされる。
まぁ、わかる通り茜さんだ。
茜「ほら、起きなさい!」
津田「・・・へい。ふぁ〜。」
休みの日くらい寝かせてほしいわ。
津田「着替えるから待っててください・・・。」
茜「ほら!すぐ!」
軍曹だわ。
レギンスだけでいいか。
アームウォーマーは、もうないから洗濯するか。
茜「え、かわいい。」
津田「あ?」
今日の短パンは、パンダが描かれている。
津田「あぁ〜、パンディスタって奴っすよ。」
茜「欲しいかも。」
津田「調べてください。」
茜「どこで買ったのよ!」
津田「大阪ですよ。ネットでも買えます。」
河田「あ、パンダだ!」
丹生「可愛い!」
増本「そんなもの履くんですね。」
光莉「昨日はドクロが描かれたポロシャツとTシャツでしたけど、何かほっこりします。」
大沼さんは、俺を見ると顔を逸らす。
美玲「津田さん、かわいい。」
津田「俺の勝手だろ!!」
茜「その前に今日は、櫻坂が独占する日だからね!」
〜〜〜〜
今日は、朝から酒は飲まず、のんびりしている。
しかし隣には、茜さん。
茜「文句ある?」
津田「いえ、熱いなぁ〜って。」
茜「文句だよね?」
津田「意見を言っています。」
茜「あっそ。」
離れることはなくそのまま引っ付かれている。
菅井「じゃ、私は反対側を・・・」
そう言って、俺の左側に座る菅井さん。
津田「熱い〜。」
菅井「もう少しひっつきたいんだよ?」
茜「そうそう、あの記事が出てからず〜と我慢していたんだからね。」
津田「まぁ、仕方ないでしょ。十津川さんも認めるほどズブズブなんですから。」
早川とさくらさんを守ってから、坂道との関係はズブズブである。
それによって俺の生活は、坂道のことを考えるようになっている。
テレビやラジオを聴いて、少しでも体調が悪くないのかを見てしまう。
そして、休みの日に盛大に食って飲んでもらって元気を出してもらう。
それが俺の生活の一部になっている。
菅井「高瀬ちゃん、叩いたのは本当?」
津田「ええ。自ら命を捨てようとしたので、カッとなって。」
茜「津田君らしいけど、それはやっちゃだめだよ。」
津田「反省してますよ。」
菅井「本当に?」
津田「ええ。」
茜「次やったら、そうだな〜。」
津田「やめろ。あんたの場合は、やばいことになるわ。その前に日向坂で罰は、受けるわ。」
茜「・・・チィッ。」
津田「おいおい・・・」
「その辺にしといたら?」
津田「土生さ〜ん、助けて〜。」
土生さんのところへ行こうとするが、ツートップにガッツリ掴まれている。
土生「2人とも離れたら?」
茜・菅井「やだ。」
土生「あはは。」


満腹定食 ( 2021/07/30(金) 22:04 )