新人警察官は駆け上がる





































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第28章 キャンプイン夏
大人しい奴ほど変態だったりする
夕方にまた追加メンバーが到着するが、何名か仕事の都合で帰ることになっている。
吉田「津田さん、約束だよ〜。」
津田「はいはい。」
阪口「次は、おうちにいきますね!」
津田「どうぞ。」
大園「津田さん。」
津田「ん?」
大園「耳貸して?」
津田「はい?」
耳を傾ける。
おっぺたに柔らかい感触がする。
大園「またね。」
津田「あぁ。」
帰るメンバーを見送る俺。
ちょっと寂しい。
菅井「何しているの?」
津田「ん?余韻に浸っています。」
菅井「じゃ、キスする?」
津田「しません。見てみなさいや。」
振り返るとすごい目をしている人たちがぞろぞろ。
美玲「私、明日帰るからやろうかな・・・」
久美「私も絶対やる・・・」
茜「後輩なんだから譲りなさい。」
美玲・久美「無理です。」
増本「茜さん、怖いですね〜。」
幸坂「増本!やめな!」
大沼「そうだよ、きらちゃん。」
光莉「あわわ〜。」
菅井「あちゃ〜。」
津田「こうなりますよ。」
土生「津田君、やっほ〜。」
津田「あ、お久しぶりです。」
土生「いや〜、モテてるね。」
津田「土生さんには、負けますよ。」
土生「またまた〜。お酒飲みたいんだけど?」
津田「いいですよ。酒確認したら作りますね。」
早川「津田さんは、渡しませんからね!」
俺に引っ付く早川。
津田「暑いから離れろ。」
早川「いやや!」
土生「モテモテだね。」
津田「勘弁してほしいですよ。」
〜〜〜〜
酒を確認してから酒を作る。
酒に慣れてきたのか、大人っぽいカクテルを頼むメンバーが増えた。
別にいいのだが、俺はカクテルは甘口でいいと思う人間だ。
どぎついのは、ウォッカでいいと思う。
「すいません!」
津田「あ、丹生さん。」
丹生「ちゃんでお願いします!」
津田「はいはい、どうした?にぶちゃん。」
丹生「私に似合うカクテルを作ってください!」
津田「はいはい。」
ピッタリなやつがあるから、これにする。
津田「はい、フロリダ。」
丹生「いただきます!美味しい!!けど、お酒の感じがないよ?」
津田「ノンアルコールに分類されるカクテルだからな。」
丹生「私が、子供だと思っているんですか?!」
津田「いいや。フロリダの意味が元気だからな。それで選んだ。」
丹生「え、えぇ・・・」
ピッタリって言ったのが悪いと思う。
「じゃ、私は?」
津田「土生さんか〜。」
土生「作れる?」
津田「待ってくださいね。」
べたにこれだな。
津田「はい、カシスソーダ。」
土生「なんで?」
津田「いろんなメンバーから惚れられているからですよ。」
カシスソーダは、あなたは魅力的と言う意味がある。
土生「へぇ〜、付き合う?」
津田「まだアイドルでしょうが。」
こうやって酒を作っていった。
〜〜〜〜
酒を作り終わって、シャワーを浴びる。
風呂も常設されているが、坂道メンバーが使っているからシャワーで済ませている。
しかし・・・
久美「一緒に入ろうよ〜。」
菅井「本当だよ〜。」
まだヤッてないのに俺が入ったら大変なことになるから却下した。
ガサガサと音がする。
津田「なんだ?」
狸かアライグマが出たのかと思い、シャワー室から出る。
大沼「あ・・・」
大沼さんが俺の服を嗅いでいた。
津田「・・・何やってるんや?」
大沼「い、いや!その!えぇ〜と・・・ごめんなさい!!」
あぁ〜、そういうやつか〜。
津田「風呂は?」
大沼「まだです・・・」
津田「一緒に入るか?」
大沼「えぇ?!」
津田「ほら、誰もみてないだろ。」
大沼「いや、その・・・」
思春期の男子高校生か!
津田「早く脱げよ。バラすぞ?」
大沼「あ、はい!」
こう言った奴ほど、変態だったらする。
初めての感覚は、よかったらしくとんでもない変態になってくれたわ。
大沼「ふ、ふぇ〜。」
津田「ほら、立てよ。バレるぞ?」
大沼「は、はい・・・」
誰にも見られずに大沼さんを部屋に運ぶことにできた。
このままバレずにいきたいわ。

■筆者メッセージ
ちょっとした偏見です。
お許しを・・・
満腹定食 ( 2021/07/30(金) 19:26 )