小悪魔?天使?
夜勤を終えてソファーで寝ようと思う。
言ってしまえば楽になるが、俺が救われるわけではない。だが、靭帯が切れたら、迷惑をかけるのも自分。
どうすることもできないのだ。
意識がはっきりしてくる。
なぜが右側が重い。
目を開けると山下さんがいた。
今起きたかのように目を開ける。
津田「何してるんすか?」
山下「横が空いていたからね。」
津田「今日は1人ですか?」
山下「与田が来るよ。でも遅い時間帯だね。」
津田「いつまで横にいるつもりですか?」
山下「え?ずっと。」
飯にしてはまだ早い時間帯。
それに与田さんが遅くくるなら酒が飲めない。
津田「洗濯するんで避けてください。」
山下「やだ。横にいてよ。」
津田「そんな我儘でしたっけ?」
山下「悪い?」
津田「別にいいけど、避けてください。」
山下「もしかして、前の事覚えてないの?」
津田「前・・・あ。」
山下「忘れてたのね。あと、何かあったの?」
津田「何にもありません。なんで?」
山下「顔が暗いよ。北村さんが怪我した時よりは、明るいけど。」
津田「俺にだって、悩みの1つや2つありますよ。」
山下「なんで言わないの?」
津田「誰かに言って解決するものじゃないから。それだけだ。」
山下「そんな悲しい人間だったの?」
津田「そうで・・・ん?!」
はい、いつも通りにキスをされます。
津田「何してるんすか。」
山下「乃木坂や私が、そんな姿の津田君を見過ごせないよ。」
津田「それで、なんでキスなんすか?」
山下「ん〜。驚いて、今抱えている問題を話してくれると思ったけど?」
津田「それは、ないですね。あと、山下さん。」
山下「何?」
津田「さりげなく俺のモノを撫でるのはやめてください。」
山下「ムラムラして来た?」
津田「マジでやるんすか?」
山下「与田から連絡来るまで。だから早く。」
津田「はぁ〜、携帯だけ持って来てください。」
山下「わかった。」
山下さんの要望通りにヤった。
まぁ、ヤりすぎて与田さんの連絡に気づかないでバレそうになったのは、言うまででもない。