新人警察官は駆け上がる





































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第22章 そうだ、ビールを飲もう
久々の4人組
8月末に差し掛かろうとしているのにまだ暑い。
それなのに暑苦しくする4人組が来た。
早川「津田さん、はやく〜。」
津田「今作ってるだろうが。」
賀喜「津田さん、これどう使いますか?」
津田「鶏肉の袋に入れるからそこに置いといて。金川!つまみ食いするな!」
金川「1個くらいいいじゃん!」
津田「ほほう、お前だけ橋本さんに報告して出禁にしてやる。」
金川「そ、それだけは!!」
津田「だったら、ちゃんと手伝え。さくらさ〜ん。これ持っていて!!」
遠藤「は〜い!」
慌ただしく、何かと楽しい時間が流れている。
津田「うっし!完成!」
今日のメインは、チキン南蛮。
ほかに、ピリ辛きゅうりの浅漬けにアボカドとサーモンのサラダ、千切りキャベツだ。
早川「グラスよし!!」
金川「いざ!ビール!」
津田「早く入れろや!」
早川・金川「あいた!!」
今日のビールは、ミロクブルワリー 阿字観。
ドイツ産アロマホップが豊潤に薫るラガービール。麦芽のコクをしっかりとしたホップの苦みが下支えしているビールだ。
遠藤「いただきます!ん!美味しい!」
賀喜「ん〜!!これこれ!!」
金川「生き返る〜!!」
早川「やっぱ津田さんの料理は日本一やわ!!」
津田「大袈裟やろ。お前さん達は、この料理よりいいもん食ってるだろ?」
遠藤「そうですけど、それを食べるたびに津田さんの料理を思い出すんですよ。」
金川「そうそう、ビールやサワー飲んでも思い出すよね。」
早川「もう津田さん中毒やわ!」
津田「変なこと言うな。」
早川「いた!」
〜〜〜〜
洗い物を終わって、いつもの晩酌をする。
今日は、ヨーグルト酒のロック。
お供は、ピスタチオ。
「津田さ〜ん。」
津田「どうした?」
早川「ん〜、一緒に寝てや・・・」
津田「嫌だね。」
早川「なんでや・・・ええやん。」
津田「3人に気づかれるだろ。そこまで考えろ。」
早川「けち〜。」
津田「けちじゃねぇーわ。」
「津田さん?」
津田「ん?さくらさん?」
遠藤「横に座ってもいいですか?」
津田「ええぞ。」
さくらさんは、俺の左隣に座る。
早川は、それに負けじと俺の右肩に頭を乗せる。
津田「暑い。」
早川「ええやん。」
それを見たさくらさんは、俺の胸に顔を埋める。
津田「さくらさん、暑い。」
遠藤「今日は、こうしていたいです。」
「あ!聖来とさくちゃん!ずるい!」
「本当だ!!私もしたい!」
賀喜さんと金川も降りてきた。
津田「やめろ、ただでさえ暑苦しいのによ。」
金川「隙あり!!」
津田「ぐぇ!!」
俺の腹に飛び乗ってきた。
そしてこの4人に雷を落とすのは言うまでも無いが、中々楽しい時間だった。

■筆者メッセージ
これで次の章に行きたいと思います。
沢山のリクエストありがとうございました。
満腹定食 ( 2021/07/08(木) 07:59 )