新人警察官は駆け上がる





































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第22章 そうだ、ビールを飲もう
ご当地ラーメン
寺田さんと堀さんを最寄駅まで送り、昼飯を何食おうか考えていた。
おとんとおかんは、従業員と食べに行くと言っていたので、俺1人だ。
ロータリーの駐車場で昼飯を考える。
コンコン
津田「ん?って!!なんでいるんすか?!」
助手席の窓を叩いていたのは、長濱さん。
そのままドアを開ける。
長濱「いや〜、津田君の地元は遠いね。」
津田「いやいや、何すんなり入ってきているんすか。」
長濱「そんなこと言わないでよ〜。ご飯食べたい。」
津田「はぁ〜、まぁええわ。それじゃ行きますよ。」
長濱「レッツゴー!」
〜〜〜〜
20分ほど車を走らせて、地元では有名な店に着く。
長濱「ここは?」
津田「ラーメン屋ですね。俺の地元では、有名なんすよ。行きますよ。」
地元で有名なラーメン屋。
スタミナラーメンだ。
俺のご当地ラーメンは、チャーシューやメンマ、ネギは乗ってなく、ピリ辛く炒めた豚バラと白菜が乗っているニンニクが効いた醤油ラーメンだ。
ニンニクがたっぷり入っていて、学生達に人気なラーメンでもある。
ラーメン屋に入るとニンニクの匂いが立ち込める。
長濱「うわ〜、すごい臭い。」
津田「これがうちのラーメン屋の特徴ですよ。あ、2人です。」
「はい、空いてるお席にどうぞ。」
適当に座り、メニューを見る。
ここは、スタミナラーメンと唐揚げと白飯のセットだな。
長濱「ん〜、何するか悩むけん・・・」
津田「定番のラーメンと半チャでいいと思いますよ。」
長濱「でも唐揚げも捨てがたいし、餃子も・・・」
津田「はぁ〜、じゃ一人前ずつ頼みましょうか?」
長濱「ごめんね。」
津田「いいんすよ。すいませ〜ん!」
〜〜〜〜
「はい、お待ちどう!」
ラーメンが来た。
長濱「うわ〜!すごい美味しそう!」
津田「うまいんよ。いただきます。」
熱々のラーメンを啜る。
ニンニクのパンチとラージャンの辛みがマッチしてうまい。
運転しなきゃビールを頼んでいる。
津田「やっぱこの味だな。」
長濱「ん〜!美味しい!!」
「はい、唐揚げと餃子ね!これご飯ね!」
津田「あざっす。」
長濱「唐揚げ、いただき!」
津田「食いしん坊っすね。」
長濱「美味しいんだもん!」
何かと回復している気分になる。
それに長濱さんの笑顔はいいわ。

満腹定食 ( 2021/07/07(水) 19:27 )