新人警察官は駆け上がる





































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第22章 そうだ、ビールを飲もう
親も公認
日勤を終えて、すぐに実家に帰る。
今回は3日しかいない予定なので、少し急ぎたいのだ。
実家に着くのは、大体22時半過ぎだな。
洗濯は実家でやろう。
新幹線に乗り、乗り換え駅まで一休みをしよう。
売店で買ったスーパードライと唐揚げ弁当で決める。
〜〜〜〜
なんやかんやで実家の最寄駅まで着いた。
新幹線では、寝過ごしそうになってもう1つ向こうに行きそうになった。
とにかく時間通りに実家に着いた。
けどまぁ、前みたいに女物の靴が置いてあった。
荷物を置いて、客間に行くと
堀「津田さん、お久しぶり。」
寺田「やっほ〜、元気だった?」
津田「はぁ〜、どうせ十津川さんから橋本さんに伝わってきたんすよね?」
寺田「そうそう。未央奈もたまたま休みでここに来たの。」
津田「そういえば、真夏の全国ツアーも終わりましたからね。」
今回は都合が悪かったので参加しなかったが、全国ツアーを終えたばかり。
真夏さんが来た時は、本当に数時間の間だけで来たので、次の日の朝には地方に移動していた。
津田「堀さんは、色んなことに手を出して忙しいはずでは?」
堀「頑張って時間開けたのよ。津田さんにも会いたかったし。あと、お母様にお試しで化粧品を渡したら喜んでくれたし。」
津田「まぁ、嬉しいことですね。」
母「雄介〜、風呂最後やから後片付けしといて。」
津田「はいはい。俺の布団は?」
母「堀さん達と一緒のところやで。」
津田「え・・・」
後振り返ると、悪い顔した寺田さんと堀さんがこっちを見ている。
母「私は、明日早いから寝るわ。おやすみ。」
津田「あ、ちょっと。」
堀「そういうことだから。」
寺田「相手よろしくね?」
2人に肩を叩かれる。
トホホ・・・。
とりあえず風呂に入り、やる気を出す為に芋の水割りとスーパードライを一気に飲む。
覚悟を決めて、堀さんと寺田さんの相手をする。
おかんとおとんは、だいたい23時過ぎに寝ているので、24時にもなれば熟睡している。
ーーーー
次の日の朝
俺は、墓参りのために線香と供物、ライターを持ち、3ヶ所回る。
いつも通り、これまでの出来事やこれからの決意をご先祖様に報告する。
まぁ、色んな女性とヤったからそれも・・・。
報告し終えた後は、背中から風が吹いてきた。
おかんとおとんもそうだが、ご先祖様まで公認しているとはな・・・
俺は、あと何人と相手するんだろうと考えると寒気を覚えた。

満腹定食 ( 2021/07/07(水) 15:03 )