新人警察官は駆け上がる





































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第22章 そうだ、ビールを飲もう
気づかない能力
津田「ふんで、ここにきたけど焼肉は久々だな。」
日向坂区の中心街に来ている。
理由は・・・
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金村さんが実家に戻る日
美穂「あ!忘れてた!」
津田「ん?」
美穂「津田さん!4日後が休みなんだよね?」
津田「そうだが?」
美穂「久美さんから伝言で、その日の13時にここに来て!!」
美穂さんから紙を渡される。
津田「ここに行けばいいんか?」
美穂「はい!」
津田「わかった。」
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と呼び出されたのだ。
小坂さんは、1人になってしまうと思っていたが、司書の資格を取って、古典と神社が好きな女性が来るって聞いている。
小坂(次一緒に食べる時は、津田さんのお金でもつ鍋やで。)
あれから空前のもつ鍋ブームらしい。
ボーナスが・・・トホホ。
呼ばれたのは、焼肉屋。
津田「すいません。佐々木さんって方は、来てますか?」
「はい。案内します。」
店員さんに案内される。
「こちらになります。では。」
個室の前まで案内された。
俺は、ノックして入る。
津田「失礼しまーす。」
そこには、久美さんと4人の女性が座っていた。
久美「やっほー!津田さん!ここに座って!」
津田「あ、はい。」
指定された席に座る。
久美「津田さん、紹介するね。こっちから潮紗理奈、齊藤京子、佐々木美玲、高瀬愛奈だよ。」
津田「初めまして、津田と言います。」
潮「久美ちゃんからとっても優しい人って聞いてるよ。」
津田「あ、はい。」
美玲「でも、本当かな?」
京子「美玖があんなに掌を返すのは、おかしいと思うけどね。」
高瀬「けど、怖そうな印象ないやん。」
津田「まぁまぁ、知らない人から信用されるのはわかってます。で、俺は何をすればいいんですか?」
久美「津田さんのことを特に知りたいメンバーを連れてきたから、この4人から質問を受けて欲しいの!あ、お金の心配はしないで大丈夫だから!」
津田「はいはい。俺の何から聞きたいですか?」
美玲「はい!私のことを知ってますか?」
津田「えぇ〜、確かパン屋の娘だったような・・・」
美玲「それは、知っているんだ。」
津田「はい、3年前に差し入れで貰いました。その後に調べて顔も覚えています。」
美玲「そうなんだ・・・」
潮「はい!私たちのことを知っていましたか?」
津田「いいえ。小坂さんと同居する時に知りました。ちなみに乃木坂さんや櫻坂さんもメンバーに出会うまで知りませんでした。」
潮「えぇ〜、ショック〜。」
高瀬「はい、私たちの曲は聞きますか?」
津田「聞きますね。ドレミソラシドが好きですね。あと、キツネ。」
京子「はい、ぶっちゃけいやらしい目で見てますよね?」
津田「それは、いいえですね。そんなことしていたら俺の仕事に支障が出ます。」
「すいません。ご注文された品になります。」
久美「お肉も来たから食べながら聞いてね!」
〜〜〜〜
あれから色々聞かれた。
俺のこともだが、小坂さんや金村さんのことも。
まぁ、何言われても嘘つかないようにしている。
津田「他は?」
美玲「もう聞くことないよ〜。」
京子「本当に裏の顔ないの?」
津田「ありますよ。けど、ここでは出ませんね。皆さんがいい人なんで。」
潮「だから、美玖ちゃんが津田さんのことを話す理由がわかった気がする。」
高瀬「やけど、下心ないってすごいわ。」
津田「そんなこと考えてたら、酒と料理のことを考えますわ。次も金が飛ぶのに・・・」
久美「なんで?」
津田「え?もつ鍋をまた頼まれたんすよ。こないだ食われたやつ。」
久美「あ!私も食べたい!!」
津田「金払え・・・」
京子「何それ?」
久美「お肌がプルプルになるもつ鍋が食べれるんだよ!それに美味しいんだよ!」
美玲「私のお店のパンをあげるから食べさせて?」
津田「それならいいっすよ。」
潮「私は、ガンランボールの音で癒してあげます!」
津田「が、ガムラン?怪しいから却下。」
潮「そんなこと言わないでよ!」
京子「私は、おすすめのラーメン屋さんを教えてあげる。」
津田「ん〜、ありやな。」
高瀬「私は、うどんで。」
津田「うどんは好きやからそれでもええかも。」
いつのまにか気軽に話している。
まぁ、これもこのグループのいいところか。
久美「津田さ〜ん。」
津田「あんただけは許さん。」
久美「怖いよ!!」

満腹定食 ( 2021/07/05(月) 19:15 )