新人警察官は駆け上がる





































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第18章 ドキドキする時期
異動と朗報?
署長室ー
十津川「元気にしていたようだな。」
津田「はい。頑張っていました。」
十津川「はっはっは、お前らしいよ。」
津田「いえいえ。で、異動ですよね?」
十津川「そうだな。まぁ、ゆっくり話そうじゃないか。」
津田「えぇ、はい。」
十津川「どうだ?希望部署に行きたいか?」
津田「できれば行きたいですね。けど、今は地域課でもいいかと思います。」
十津川「どうしてだ?」
津田「交通部より地域課の方が、住民の距離が近いですし、街の笑顔が目に入る方がいいと思っています。」
十津川「お前らしいな。櫻坂区の繁華街の治安も良くなっている。お前のおかげかどうか分からないがな。」
津田「そうですね。ですが、努力してきたつもりです。」
十津川「そうだな。お前さんのおかげで犯人が捕まえたおかげもあるからな。では、本題に行こうか。」
津田「はい。」
次はどこだ?
今回は左遷部署か?
まぁ、どこへ行っても俺は、職務を全うしよう。
十津川「津田雄介巡査!日向坂区太陽町交番への移動を命ず!!」
津田「え?あ、はい!」
十津川「また交番勤務だな。どうだ?」
津田「やらせていただきます。」
十津川「だな。よろしく頼むぞ。」
津田「はっ!!津田雄介!!命尽きるまで全力で治安を守ります!!」
十津川「よし、行ってこい!」
津田「はっ!」
ーーーー
5日後
橋本「で、今度は日向坂区なんだ。」
津田「そうやねん。そろそろ物件を見に行くつもりやわ。」
橋本「あそこ学生街だから、すぐに部屋が埋まるって聞いているわよ。」
津田「そうなんや。次の休みくらいに見つけに行くわ。」
橋本「でも、太陽町でしょ?確かあそこの周りアパートもマンションもなかったような・・・」
津田「うぇ〜、通勤に1時間半内に行けるところ見つかるのかよ。」
橋本「あとどれくらいで引っ越し?」
津田「あと1ヶ月ないくらいやな。」
橋本「早く見つけなさいよ!」
津田「仕方ないだろ!!」
橋本「もう、ほら。一緒にシャワー浴びよ。」
津田「狭いから先にどうぞ。」
橋本「本当は、入りたいくせに・・・」
津田「言ってろ。」
Prrr
津田「北村さん?はい、津田です。」
北村『津田、聞いたぞ。異動だってな。』
津田「そうっすね。異動先も聞いてますよね?」
北村『まぁな。で、朗報だ。物件を見つけてやったぞ。』
津田「え?まじっすか?」
北村『あぁ、それと俺たちの会社から頼みごとがあるから、次の休みに会社に来てくれ。』
津田「頼み事?」
その頼み事がある人物の人生を左右するとは、俺はまだ知らない。

■筆者メッセージ
次の章へ行きます。
次も日常回の予定です。
満腹定食 ( 2021/06/27(日) 19:14 )