新人警察官は駆け上がる





































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第18章 ドキドキする時期
内に秘めているもの
北村さんが出て30分
相当話し込んでいるんだろうな。
それにしても暇だな。
扉が開く。
帰ってきたか?
津田「今度は、森田さんか。」
森田「天ちゃんと有美子ちゃんから聞いたよ。私たちのためにお話ししているって。」
津田「そうだな。俺も守るために働いているから、それに北村さんも警備のために色々考えているんだよ。」
森田「そうなんだ。津田さん。」
津田「ん?」
森田「なんで警察官になろうと思ったの?」
津田「そうだな。小学校の時に俺の友達がひき逃げに遭ったんだよ。それで死にかけて、まぁ今はピンピンだけどな。その時の教室は、やばかったわ。暗くてそいつのことを好きな奴が何人も泣き出してな。そんな経験を俺たちの後の世代にさせたくないって、それで警察官になろうってな。」
森田「・・・」
津田「まぁ、色々問題起こしてその道には行けなさそうだけど、人を守ることには変わりないけどな。」
森田「かっこいい。」
津田「そんなもんじゃない。誰だって正義感は持っているし、その正義感をどう出すかってな。お前さんも見ている人たちに見せるために気持ちを出しているだろ?」
森田「うん。」
津田「それと一緒やな。まぁ、お前さん達の方が自由に表現しているからかっこいいわ。」
森田「そうなの?」
津田「警察官って堅い職業だからな。それに組織で動いている。多少は、組織から外れていいけど、それ以上の行動すると怒られちまうんだよ。」
森田「だったら、私たちの会社に来れば?」
津田「ん〜、まだ警察官でいいさ。そこまで考えてない。」
森田「ショック〜。あ、津田さん。これ。」
もらったのは、アポロチョコ。
津田「お、結構好き。」
森田「本当?やった。」
津田「ほんま、小動物やな。」
森田の頭を撫でる。
森田「もっと欲しい。」
津田「はいはい。」
小さい身体なのによくやっていると思う。それに身体を壊してしまうのでは考えてしまうな。
色んな人間から批判されて見てて、息苦しくなる。
こんなにみる人のために歌って踊っているのに、なんで心ない言葉を投げつけられるのか俺には、わからない。
森田「あ、時間。」
津田「ほら、行ってこい。ちゃんと表現しろよ。」
森田「うん。」
〜〜〜〜
澤部「スタジオでは、殺気が放たれていました。」
土田「本当に怖かったです。」
森田「なんでですか?」
澤部「それは、ねぇーさん方に・・・」
見てみると、目がめちゃくちゃ怖かった。
澤部「続いては、すでに引いてますのでどうぞ。」

満腹定食 ( 2021/06/26(土) 16:53 )