新人警察官は駆け上がる





































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第18章 ドキドキする時期
ちょっとお高め
津田「ねぇ、北村さん。」
北村「ん?」
津田「もしかして、メンバーって結構来たりします?」
北村「そうだな。今日は個人収録みたいな感じだって聞いているしな。」
津田「やから、スタッフさんもバタバタしているんすね。」
北村「そうだな。あ、またかよ。はい。北村です。はい?あ〜」
本当に忙しそうだな。
まだ警察官でいいか。
「失礼しま〜す。」
津田「ん?関さん。」
関「天ちゃんから聞いたけん。それにしてもなにしとう?」
津田「なんか次の収録で俺が出るからその打ち合わせらしい。あと、北村さんに警備の相談だな。」
関「やから、忙しなく電話してたんや。」
津田「そうだな。まぁ、あんたらを守るために色々考えているんですよ。」
関「それは感謝しているけん。それに津田さんにも感謝しているんよ。」
津田「ん?」
関「津田さんも私たちの気持ちをわかってくれるのは、嬉しかったけん。そんな人たちの希望になってくれたらええなって。」
津田「ん〜、そうだな。俺も見てて頑張ろうって思えるから、希望にはなっていると思うで?」
乃木坂のアンダーや櫻坂の3列目にしても見てて思う。
どんな場所でも自分たちの表現をすれば、光が当たるって。
俺は、どんなに頑張ってもその光が当たらなかった。けど、諦めなければその光が輝くのも知っている。
関「そう思える人たちが増えてくれればいいやけどね。あ、津田さん。これ。」
渡されたのはアーモンドチョコレート。
津田「ちょっと高いやつだな。」
関「いいけん。受け取って。」
津田「じゃ、貰うわ。ありがとう。」
関「よかった。あと津田さん。」
津田「ん?」
耳元で呟かれる。
関「好きやけん。」
津田「え?」
関「それじゃ。」
そのまま部屋を出る。
俺は、少し固まる。
〜〜〜〜
澤部「有美子会長!!何言ったのよ!」
関「ひ、秘密です!」
土田「うわ〜!気になる!!会長、めちゃくちゃ顔赤いじゃん!!」
関「・・・」
澤部「気になりますが、次に行きます!」


■筆者メッセージ
追記ー
年齢に関する質問が・・・
一応24歳スタートでやって4年目になるので28で書きました。
まぁ、早川の実年齢が20歳なので24になりますね・・・
やっぱり年齢は書かないほうがよかったなぁ〜って思います・・・
満腹定食 ( 2021/06/26(土) 15:40 )