新人警察官は駆け上がる





































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第1章 関西娘は愛が足りん!
謝礼とお誘い
早川さんから会社の住所を聞いて行くことにしたが、今住んでる所の真逆にありバイクで行くことにした。
津田「しっかし、でかいビルだな。」
乃木坂区は、区の半分がオフィス街になっている。その中でも早川さんから聞いた会社のビルは相当でかい。
ライダースの格好をしている俺には、似合わない場所だな。
津田「すいません。今日呼ばれてきた者です。」
受付「はい、お名前を確認します。」
津田「津田雄介と申します。」
受付「津田さんですね。少々お待ちください。え〜と、5階の係者とがいますのでお入りください。」
津田「わかりました。ありがとうございます。」
エレベーターに乗り、5階のボタンを押す。
〜〜〜〜
エレベーターを降りると女性がいた。
「津田さんですか?」
津田「そうです。」
「この度はは、乃木坂合同会社に足を運んでいただきありがとうございます。私、乃木坂46の担当している者です。」
津田「で、俺はどうすれば。」
「では、こちらに。」
そのままついて行く。
「この中でお待ちください。」
少し広めの会議室に案内され、そのまま中に入る。
テーブルに椅子が3脚と反対側に1脚が用意されている。その1脚に座る。
テーブルの上にヘルメットを置き、人が来るまで待つ。
5分後くらいに扉からノック音がする。
「失礼します。津田さんはいらっしゃいますね。」
早川さんとスーツ姿の女性と私服の女性が入ってきた。
俺は立ち上がり、
津田「どーも、津田雄介と申します。」
と自己紹介をしながら礼をする。
「わざわざ遠い所からお越しいただきありがとうございます。私はこの子達を担当している橋本奈々美です。そして、」
「乃木坂46のキャプテンの秋元真夏です。聖来ちゃんを助けてくれてありがとうございます。」
と3人とも俺に頭を下げる。
津田「頭を上げてください。俺は、警察官として当然の義務を果たしただけです。」
橋本「いやいや、そんなご謙遜しないでください。津田さんのおかげで早川がこうして生きていられるんですから。」
早川「本当にありがとうございます。」
早川さんは深々と頭を下げる。
津田「やめてください。自分は当然のことをしただけですって。」
橋本「お優しい方ですね。では、座りましょう。」
椅子に座り、話をする。
津田「あの〜、話って?」
橋本「これを受け取ってください。」
少し分厚い茶封筒を机に置く。
津田「いらないですよ!!そんなことをするために警察官になったわけではないので!!」
橋本「いえ、動画サイトにも顔が載って早川も助けてくれたので、これくらいのことをしないと・・・私・・」
津田「わ、わかりました!受け取ります!!」
と茶封筒を受け取る。中身を確認するといい額が入っている。
ショルダーバッグを持ってきたのでその中に入れる。
津田「これで終わりですか?」
早川「いえ、あと・・・」
津田「???」
真夏「私たちの会社に来ませんか?」
津田「え?」
橋本「今処分を受けたますよね?それにこの会社に来てくれれば待遇も良くします。」
引き抜きか。だが、
津田「お話がありがたいですが、お断りします。」
早川さんは、少し下を向く。
橋本「そこまでして警察官として働きたいのですか?」
津田「はい。今は地域課ですが、これから警察官としてやりたいことがあるので。」
橋本「本気みたいですね。真夏。」
秋元「そうですね。聖来ちゃん、諦めなさい。」
早川「津田さん、ほんまに警察官を続けるん?」
津田「あぁ、心配してくれているみたいだけど、俺は警察官を続けたい。」
俺は、警察官を続けたい。
俺が柔道以外で本気で取り組める物。
橋本「いい目をしているね。この会社に1番欲しいよ。ね、真夏。」
真夏「本当だよ〜。」
津田「そんなことを言ってくれるとは、ありがたいです。懲戒解雇になれば雇ってください。」
橋本「縁起の悪いことを言わないの。これで終わり。早川、何かある?」
早川「はい!バイクに乗せてください!!」
津田「また?ヘルメットないぞ?」
早川「ふふふ、そんなことを言うと思って!こっちで用意しました!!」
事件のことを忘れるくらいニコニコしている早川さん。
事件事故に遭えばそれをトラウマにしてしまい、心を閉ざしてしまう人がいる。
だが、早川さんはそんなもなく眩しいくらい笑っている。
津田「それじゃ送るわ。」
早川「やった〜!!帰る準備してきますね!!」
と会議室から出る早川さん。
真夏「兄妹みたいだね。」
津田「そうですか?」
真夏「うん。それに聖来ちゃん、ここ最近明るいのは津田さんのおかげですよ。」
津田「いや、あれは彼女の持ってる力です。俺はそんなことしてません。」
真夏「謙遜しますね。これは、聖来ちゃんも引っ付く理由もわかるよ。」
津田「はい?」
早川「お待たせしました!!」
津田「それじゃ、行くか。」
そのまま早川さんをバイクで住んでいるマンションに送る。
ーーーー
北村「津田〜、最近ニヤニヤしてるの気持ち悪いぞ〜。」
津田「ニヤついてません。しっかり仕事してください。」
北村「お前が言うなよ。お前が謹慎になってからな・・・」
津田「あ、パトロール行ってきます。」
北村「逃げるな!津田!!って・・・あいつ。」
北村さんは俺の机を見て苦笑する。
俺の机の上は、早川さんの写真が飾られていた。それもサイン入りで。


■筆者メッセージ
やっぱ皆さん官能がいいですよね・・・
才能がないのでこれで許してください・・・
満腹定食 ( 2021/04/27(火) 08:25 )