新人警察官は駆け上がる





































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第17章 それでも酒を飲む
温泉旅行
津田「え?温泉ですか?」
保田「そうなんだよ〜、奥さんが商店街の福引で当ててよ。今の俺の家って、そんな余裕ないじゃん?」
保田さんの家族は、小さいお子さんが2人いる。
それも立ったり走ったりする年齢になっていて、暴れ放題と前に聞いたことがある。
保田「それにまた休んでないだろ?」
津田「えぇ、まぁ。」
有給取る理由がないため、ずっと働いている。
保田「ほら、たまには身体を癒してこいよ。それに日本酒も飲めるらしいぞ?」
津田「行かせていただきます!!」
保田「よし!行ってこい!」
津田「ラジャッ!!」
村井「仕事しろ!!」
保田・津田「すいません!!」
ーーーー
高速に乗って目的地に向かう。
この時期にバイクで風を切る。
身体がすぐに冷えるが、これもバイクの醍醐味だな。
津田「ふぅ〜。あったか。」
SAでホットコーヒーとサンドイッチを食している。
津田「目的地まであと40キロ・・・うっし、走るか。」
〜〜〜〜
旅館に着き、受付に行きチェックインをする。
「え?もう相方様が着いてますよ?」
津田「え?」
「あ、やっと来た!」
声のする方見る。
早川「待ってたで!!」
俺は、ここで確信する。
津田「嵌められた・・・」
早川「あ、一緒に部屋行くんで大丈夫です!」
「左様でございますか。では、ごゆっくり。」
早川の後について行き、部屋に行く。
津田「なぁ、これは誰が仕掛けたんだ?」
早川「え?橋本さん。」
津田「はぁ〜、だろうな。あれだろ?十津川さんに根回ししてここに来させたんだろ?」
早川「正解!!私は、たまたま今日と明日がお休みやったからここに来たんよ!」
津田「はぁ〜、まぁええわ。日本酒飲みに行くぞ。」
早川「そうやろうと思って、パンフレット貰ってきたで!」
津田「それだけは、褒めてやるよ。」
〜〜〜〜
津田「いや〜、うまかった!」
早川「ほんまやね!飲みやすい日本酒もあるんやね!!」
津田「だろ?だから日本酒は、やめられないんだよ。」
日本酒を飲んでいい感じになっている。
座敷で寝転ぶ。
津田「風呂どうするか。」
早川「ここで入ろう!!浴槽は広いよ!」
津田「えぇ、嫌だね。お前が入れよ。」
早川「やだ!!一緒に入る!!」
津田「あのな・・・」
早川「じゃ、なんで橋本さんと一緒に寝たの?」
津田「はぁ?いつの話だ?」
酔いが一気に醒める。
早川「え、ちょうど一年前に橋本さんと寝たじゃん。」
津田「あぁ〜、一緒のベットで寝たわ。だが、何もしていない。」
まぁ、嘘だけどな。
早川「嘘やん。それに最近、津田さんの話題になると橋本さん顔色変わるもん。」
バレてるか。
津田「さぁ、なんでやろうな。」
早川「なぁ、聖来はまだ子供と思っているん?」
津田「そうだな。20超えているが、まだ子供だな。」
早川「それやったら、津田さんが思う大人ってなんなん?」
津田「ん〜、どんな状況でも動じず、状況を見て行動ができるやつかな。今パッと思い浮かぶのが。あとは・・・正解を求めないやつもだな。」
早川「なんでなん?」
津田「今のご時世何が起きてもおかしくないだろ?」
早川「そうやな。」
津田「そのことに対応しながら、生活できるやつは大人だって思う。あと正解を求めない奴は、ほぼ同じだな。」
早川「答えを探そうとする人は、子供なん?」
津田「ではないけど、何事も決めてしまうと生きづらくなるんだよ。」
早川「へぇ〜。」
津田「見た目は大人だけど、中身は子供って仕方ないことだな。」
早川「じゃ、これはどう?」
津田「へぇ?」
早川は、いきなり服を脱ぎだす。
津田「お、おい!やめとけ!」
早川「嫌や!ちゃんと私のこと見てよ!」
下着姿になった早川。
橋本さんよりは、小さいが胸の膨らみもある。
津田「なぜ、そこまでしたい?」
早川「だって、津田さんが好きやもん。さくらちゃんもかっきーも、美月さん、飛鳥さんもみんな津田さんのこと思っているんやもん。誰にも取られたくないから、やから・・・」
涙を流す早川。
津田「わかったから、泣くな。それにこんなことして気を惹こうとするな。お前自身が壊れてしまうぞ。」
早川「だって、これが早いんやと思ったんやもん。」
津田「はぁ〜、一緒に寝てやるから飯来るまで待て。」
早川「ほんまに?」
津田「あぁ、絶対。やから服を着ろ。」
早川「うん!!」
〜〜〜〜
飯も食い終えて、風呂に入る。
なかなかいい部屋を撮ってくれたらしい。
それに今夜は満月だ。
「お待たせ!」
バスタオルを巻いて、早川が浴槽に入ってくる。
津田「橋本さんに感謝だな。」
早川「そうやな!」
俺の左腕にもたれながら風呂を堪能する。
早川「なぁ、津田さん。」
津田「ん?」
早川「こっち向いて?」
津田「どう・・・」
早川にキスをされる。
離れるつもりもないので、俺も受け入れる。
早川「どう?」
津田「ん〜、橋本さんよりは下手だな。」
早川「あぁ〜!やっぱり寝たんや!」
津田「あ、言っちまった。」
早川「じゃ、今回は聖来としてや。」
津田「風呂出てからな。」
風呂を出てからベットに行き、早川とヤった。
初めてだったこともあり、痛がっていたが時間が経つごとに快感になっていったようで、2回して絶頂に達していた。
誰も見たこともない早川を見れて少し嬉しい気持ちがある。


■筆者メッセージ
リクエスト来た中で、一件だけ次に書こうと思っていたものがありました。
それまで待ってください。
リクエストの中に温泉があったので、早川をこじらせてヤるような感じにしました。
まだリクエスト募集中です。
満腹定食 ( 2021/06/22(火) 22:10 )