新人警察官は駆け上がる





































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第16章 守り抜け!!
仕立て上げ
あれから1週間が経ち、事件は展開するどころか謎に溢れていた。
津田「犯人の狙いがわかりませんね。」
熊谷「櫻坂の評判を落としたいのか、それともカモフラージュなのか。全然わからんな。」
津田「防犯カメラにも映ってないって言うのも不気味ですね。計画していたのか、街全体を把握しているのか。」
熊谷「バカ言うなよ。監視カメラを確認しながら街を把握するのは無理に決まっているだろうが。」
津田「ですよね〜。」
俺と熊谷さんは、交番で犯人の動機と行動を考えていた。
刑事課の仕事だが、櫻坂が関連しているのなら、俺も参加しようと思っている。
Prrr
津田「はい、もしもし。」
北村『津田!小林と大沼が連れて行かれた!』
津田「はぁ?!どこに?!」
北村『警察署だよ!!』
津田「今、行きます!!弁護士用意してください!」
北村『わかってる!頼んだぞ!!』
津田「はい!」
熊谷「津田、どこに行くんだ?」
津田「坂道市署ですよ!小林さんと大沼さんが任意同行かなんかで連れて行かれたみたいですよ!」
熊谷「はぁ?!」
〜〜〜〜
坂道市警察署に着き、取り調べ室に向かう。
小林「私は、やってません!!サバイバルナイフなんて持ったことも買ったこともありません!!」
小林さんの声が聞こえる。
津田「小林さん!!」
小林「津田さん!!」
「地域課がなんのようだ。」
津田「小林さんはやってませんよ!それにあの男性との関係がはっきりしてませんよ!」
小林「そうですよ!全く知りません!」
「うるせぇーな。襲われそうになった咄嗟にサバイバルナイフを持ったんだろ?」
津田「そんな適当な推察で小林さんを連れてくるなんてどうかしてますよ!!」
「うるせぇって言ってるだろうが!」
津田「んだと!!こんな取り調べがいいと思っているかよ!!」
バチバチにやりあう。
「じゃ、証拠を持ってこいよ!この女ともう1人の女のよ!!それだったら解放してやるよ!」
津田「言ったな!だったら、持ってきてやるよ。小林さん待っててくれ。必ず、見つけてくる。」
小林「すいません。お願いします。」
必ず証拠を見つけてやる。
それに後から北村さんと弁護士が来るはずだからそのうちに解放されるはずだ。
とにかく証拠を出そう。


満腹定食 ( 2021/06/21(月) 09:42 )