新人警察官は駆け上がる





































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第15章 津田の夏休み
ご報告
遠藤side
遠藤「ん〜、お腹すいた。」
キッチンに行くと、ラップしてあるおにぎりが置いてあった。
その横には手紙が置いてある。
[墓参りに行きます。適当に摘んどいてくれ。昼までには戻る。雄介より]
海苔のおにぎりと柴漬けが混ざったおにぎり、枝豆と塩昆布のおにぎりが置いてある。
遠藤「すごいなぁ〜。津田さん。」
〜〜〜〜
津田「ふぅ〜、着いた。」
まずは、ばーちゃんの先祖の墓に来た。
線香をライターで火をつける。
あ、移動は改造ゴリラを使った。
おとんが昔乗っていたもので、俺も乗るから今でも登録してもらっている。
津田「盆過ぎてからきて申し訳ないです。仕事は順調に行っているので、ちゃんと見守ってください。」
拝み終わり、次の場所へ。
〜〜〜〜
次はおとんの先祖の墓参り。
線香を焚く。
津田「ばーちゃん、バカやってるけどちゃんと働いているぞ。これからもよろしくな。」
おとん方のばーちゃんは、糖尿病を患って弱まって亡くなった。
元気だったのに半年も見ないうちに弱い姿を見てしまった。
あんまり見たくなかった。
医者になろうと思っても良かったが、頭の出来が悪すぎるし、柔道に集中していたこともあり諦めた。
津田「うし、次だ。」
〜〜〜〜
最後におかん方のおじーとおばーの墓参り。
線香を焚く。
津田「おじー、おばー、元気か?俺は、ちょっと前にバカやってめちゃくちゃ怒られたわ。みんながいいと思う道を通ろうとするのは難しいな。だけど、俺は諦めてないから。ずっと見守ってくれ。」
おじーは、俺が警察官になることを反対していた。
自営の修理屋を継いで欲しいって死ぬ間際まで言っていた。
おとんとおかんは、先がないと言ってやりたいことをやれと言ったので、俺は警察官になろうと決意した。
おばーも同様だ。
津田「これ、赤福と芋焼酎だ。ちゃんと味わってくれよ。」
俺は、その場を去る。
冬も墓参りしていたが、盆は何かと違う感じがする。
まぁ、仕事で帰ってこれなかったがな。
さぁ、昼飯は何作ろうかな。

■筆者メッセージ
安定を取ろうと思います。
原田&理佐、菅井&守屋、森田&山崎&藤吉
この3ペアのどれかにしようと思います。
満腹定食 ( 2021/06/19(土) 22:34 )