新人警察官は駆け上がる





































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第14章 お呼びですよ!津田さん!
警備?
津田「え?今なんて?」
村井「だから、櫻坂の警備に行くように指令が来た。それも名指しでな。」
津田「マジっすか?1日だけですよね?」
村井「いや、3日だ。」
津田「えぇ〜!!いつですか?!」
村井「1週間後のこの日だな。」
津田「ちょっと待てください・・・その日夜勤と休みじゃないんですか?!!」
村井「そのあと2日は休みになるから大丈夫だ。」
津田「それだったら行きます。」
村井「じゃ、決まりだな。上に言っとくぞ。詳しくは、この紙を見てくれ。」
津田「わかりました。」
熊谷「津田だけずるいぞ〜。」
村井「仕方ないだろ?それも名指しでだからよ。それに櫻坂との距離が近いらしいじゃないか?」
津田「うぅ、なぜそれを?」
村井「署長から聞いたぞ。」
津田「いつですか?」
村井「ついさっき。」
あの、たぬき親父め・・・。
次誘われたら高いもの頼んでやる。
ーーーー
ライブ当日
津田「うわ〜、でけぇ〜。」
櫻坂の8エイト以外のメンバーが中心となってライブをする。
その警備を担当することになった。
乃木坂の時もそうだったが、櫻坂も同様にように警備をするとなった。
まぁ、こないだの事件が原因だろうな。
津田「で、本部に行くか。」
対策本部に行き、俺が着く場所を聞きに行く。
津田「すいません。津田です。」
「あ、お待ちください。えぇ〜と、津田さんは、ここですね。」
津田「え?ここって・・・」
「はい、建物内の関係者入り口の警備ですね。支給するTシャツはこちらで、ここで着替えてください。」
津田「あ、はい。」
な〜にか嫌な予感。
とりあえず、着替えるか。
警備のTシャツに着替え、黒の長ズボンに履き替える。
そのまま持ち場に行く。
茜「あ、津田さんじゃん。」
早速見つかった。
津田「どうも。」
茜「え?警察官が副業して大丈夫なんですか?」
津田「いえ、呼び出されたんですよ。それも名指しで。」
茜「そうだったんですね。で、どこの警備ですか?」
津田「そこの警備ですよ。」
茜「え?!本当ですか?!」
津田「えぇ。それでは、持ち場につきます。」
茜「あ、頑張ってください。」
津田「俺より守屋さんですよ。いいライブを期待してますよ。」
定位置に着き、仕事が始まる。
〜〜〜〜
ほぼずっと立ちっぱなしだ。
ライブが見たいけど、まぁ仕事だから仕方ないな。
津田「はぁ〜、暇だな。眠いし。」
まぁ、仕方ないか。
与えられた仕事を全うしよう。
「津田さ〜ん!」
津田「お?はい?」
「今から違う持ち場に行ってもらえる?」
津田「え?いいんですか?」
「いや〜、なんか本部が人数足りてるから移動してくれってさ。」
津田「あ、はい。で、持ち場は?」
「櫻坂の控室前だ。」
津田「え、えぇ?!」
〜〜〜〜
言われた場所に向かう。
「あ、きたきた。津田さんですよね。」
津田「はい。津田です。」
「それじゃ中に・・・」
津田「ちょっと待ってください?控室前ですよね?」
「いえ、大丈夫ですよ。どうぞ。」
津田「え?え?」
茜「津田さんは?」
津田「あ、守屋さん。」
茜「あ、津田さん!ほら!入って!」
津田「え?ちょっと?!」
強引に守屋さんに手を引かれて控室に入る。
乃木坂の控室にさえ入ったことない。
入って、いい匂いがする。
女性ばかりの控室。
津田「え、あ、その。」
茜「何、緊張しているのよ。」
津田「いや、こんなところに入るの初めですよ!それに俺、男っすよ!」
茜「大丈夫。みんなそんな目で見てないよ。」
見知った顔もある。
関さんに武元さん、井上さん、土生さんがいる。
だが、それ以外は知らない人達。
男子校男子クラス育ちには辛い。
土生「やっほ〜、津田く〜ん。」
津田「あ、お久しぶりです。」
武元「次部屋に行ってもいい?!」
津田「休みさえ合えばいいよ。」
井上「またビール飲みたい!!」
津田「おう、任しとけ。」
関「もつ鍋・・・」
津田「冬にしましょう・・・」
この人たちのおかげで救われている。
「茜さん、前に言ってた人ですか?」
茜「そうだよ、綺良ちゃん。とってもいい人よ。」
増本「へぇ〜、幸坂〜。喋りに行こう。」
幸坂「しゃーないな。行くわ。光莉も来る?」
光莉「行く〜。」
大沼「私も行く!」
麗奈「私も!!」
あ、やばい囲まれるやつだ。
守屋さんに助けてのアイコンタクトをするが、めちゃくちゃ笑顔で返される。
あ、終わった。
〜〜〜〜
津田「あぁ〜、疲れたぁ〜。」
2期生達の相手は疲れる。
特に増本。
初っ端から口悪くなってしまった。
何かとぐいぐい質問をされてしんどかった。
守屋さん・・・茜さん達は、場慣れしているのか、俺に喋りかけてこなかったが、多分2期生の相手をさせるために呼んだんだろう。
「あ、津田さん。残り2日も頼みますよ。」
津田「う、嘘だろ〜。」
体力持つか?

■筆者メッセージ
リクエストの話です。
前回の話同様うまくいけてる気がしません!!(笑)
すいません!!!(土下座)
満腹定食 ( 2021/06/17(木) 20:29 )